第1話 面接-4
「ありがとうございます。では早速内容に入りますが、・・・小峰さんは週に何回オナニーをしますか?」
いきなりの質問だった。葵は一瞬聞き間違えたのではないかと思ったが、どうやら間違いではないようだ。
「どうしました?小峰さんは中学2年生ですから、もうオナニーの経験はあると思うんですけど」
葵が返答に困っていると、柏木から質問に答えられない場合は説明することが出来ないと言われ、顔を真っ赤にしながら小さい声で答えた。
「えっと、3回くらいです」
よく耳をすませないと聞き取れないくらいの小さい声だったが、柏木は3回という文字を履歴書の下の空白のスペースに書き込んでいく。
その後も柏木のいやらしい質問は続いていく。初めてのオナニーの歳、オナニーをする時は全裸かどうか、処女かどうか、などなど。
ある程度の質問が終わった後、柏木は記入した履歴書や㊙︎がついた契約書などをファイルにしまい、机の上を綺麗に片付けた。
「ではお仕事の内容に入らせていただきますけど、実際に観ていただいた方がわかりやすいと思いますので、こちらの映像をご覧ください」
柏木が部屋を暗くし、テレビをつける。