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留守番
【フェチ/マニア 官能小説】

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留守番-1

「やばっ!払い込みしなきゃなの忘れてた!」
 瀬戸遥が突然声をあげたのは、今流行りの狩ゲーを共に進めていたときだった。

 先に進めないから手伝ってくれと、お願いがあったのが昨日のこと。俺を含めて三人にお願いをしていたが、暇を持て余していたのは俺だけ。大学も夏休みということで、本日朝から、遥が一人暮らしをしている部屋にお邪魔することになった。
 家の場所を知らない俺を、遥は最寄りの駅まで迎えに来てくれた。遥の服装は、白いノースリーブのTシャツに、デニムのショートパンツ。普段大学に来てくる服装とは違うラフな格好に、俺はドキッとした。
 先導して歩く遥の後ろを、俺は着いて行く。
 ショートパンツから伸びる太ももや、形の良いお尻、そしてTシャツから透けて見えるブラに、俺は何度も何度も視線を這わした。

 歩くこと十分。遥の部屋に着く頃には、俺は汗だくになっていた。しかし、部屋に入ると、中は冷房がよく効いていて、汗で濡れた肌には少し寒いぐらいだった。
 遥はベットに座り、俺はフローリングにクッションを敷き、そこに座った。そして、他愛もないことを話しながらお互いゲームを起動し、狩りを開始したのだった。
 開始して一時間。俺たちは、高難度で有名なクエストで行き詰まった。
 何度も全滅し、その度にリトライすること5回。そろそろ、諦めて装備を強くしようかなどと相談していたら、突然遥が固まった。そして、すごい勢いで顔を時計へ向けると、悲鳴と共に大声で吐き出したのが、冒頭の言葉だ。

「……明日じゃだめなのか?」
 時間は正午。太陽はおそらく最も高い位置にいるだろう。そんな中、この冷房の効いた部屋から出たくなどない。外から聞こえる蝉の声は、そんな俺の気持ちをますます頑ななものにする。
「今日が期限なんだよ!」
 俺と遥は彼氏彼女という関係ではない。あくまで友人だ。そんな俺を部屋に置いて、一人で出かけるということはしないだろう。
「この炎天下の中、外出るの嫌だぞ……。」
 どうしても嫌なので、ささやかな抵抗を試みる。
「いいよ、銀行すぐそこだから。悪いけど、15分ほどお留守番してて。」
 ……言ってみるものだな。と言うか、もう少し警戒して欲しい。俺だって男なんだから。
 そんなことを考えている内に、遥は鍵と携帯電話、それと財布を持って出掛けて行ってしまった。

 手持ち無沙汰になった俺は、改めて遥の部屋を見回してみた。部屋は片付いていて綺麗なものだ。
 世界的に有名な某遊園地で買ったと思われる、つがいのクマのぬいぐるみが、タンスの上で仲良く鎮座している。
 部屋の色合いもパステルカラーが多く、女の子の部屋だなって、妙に感心してしまった。男兄弟しかいない俺には、なんだが新鮮だったのだ。
 そして、遥の部屋に一人でいるんだと意識し始めると、急にそわそわしてきた。朝見た、遥の太ももやお尻、ブラが頭にちらつく。
 気付くと、俺はタンスの前に立っていた。
「……俺を一人にする遥が悪いんだからな。」
 そんな言い訳を口にして、俺はタンスの引き出しを思い切って開けた。

 四段ある上二つの引き出しには、私服が入っていた。
 大学で、何度か見たことある服もあれば、見たことのない服もある。中には、ミニスカートもあった。
「あいつ、こんな短いスカート履くのか。階段の下からとか覗いたら、下着見えるんじゃねぇの。」
 実際履く時は、その下に何か履くんだろうけど。
 でも、期待してしまうのは、男だったら仕方のないことだと思う。
 元あったように服をしまうと、次は上から三段目の引き出しを開る。そこには、色とりどりの下着が収められていた。
 ごくりと、生唾を飲む。遥の下着が、今目の前にある。興奮が抑えられない。
 一番手前にある白い下着を取り出す。シンプルな作りで、糸がほつれていたりと随分と使用感がある。
 布地を裏返すと、遥の股間が当たる部分に、黄色い汚れが付いていた。おそらく長い間使っていたことで、洗濯しても汚れが落ちなくなったのだろう。
 俺はその汚れに鼻を当て、思い切り匂いを嗅いだ。
 洗剤の匂いがする。当然だろう。洗ったものをしまっているのだから。それでも構わなかった。
 何度も何度も匂いを嗅いで、下着の外観や汚れを携帯で撮影し、それからまた匂いを嗅いだ。
 そうこうしていると、俺の股間ははち切れんばかりに膨らんでいた。


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