かのかな 1日目-4
は、話が違うっ!
オフクロ、俺を騙しやがったな!
「いや、無理だし。俺、料理とか死ぬほど苦手だし」
「だいじょうぶじゃないの? 毒さえ入ってなければね」
まるで他人事のように言って香奈はケラケラと笑った。
うーわ、詐欺だ。
再びガックリとうなだれる俺に香奈の容赦ない一言が続く。
「ほら、そこで喜んでないで、さっさと買い物に行ってくる」
「どうしたら喜んでるように見えるんだよ!? 思いっきり絶望してるんだよ!」
「どうでもイイから、とっとと行け」
興味なさそうに言って香奈はテレビに視線を戻した。
これから1ヵ月、俺はどうなるんだろう?
ちゃんと、生きて行けるんだろうか?
すげー、不安だ。
神様、もしいるのなら、この不幸な俺に救いの手を差し伸べてください。
まぢで、ぷりーず……
つづく! かもしれない?