2-5
「すっげぇ濡れてる……」
蜜壺にマナブの指がぬるりと飲み込まれていく。
ふいに、先輩に言われた言葉が頭の中をよぎった。
それを打ち消すように、わたしはシーツを掴んで短い声をあげた。
マナブの指がわたしの中を探るように動く。
わたしは腰を浮かせて、マナブの指の感触を味わった。
「こんな那月の顔、初めて見た……えろい顔……」
「んんっあぁっんっ」
マナブの2本の指が蜜壺の中を掻き回す。ぐちゅぐちゅと卑猥な音がした。
わたしはマナブの名前を呼びながら、甘い声を洩らし続けた。
「やばい、那月すっげぇ可愛い。今すぐにでも挿れたい……」
「あっあぁんっんっ挿れて、マナブのぉ……わたしの中に挿れてぇ……」
「挿れるよ……那月の中に俺の──」
ズブズブとマナブの大きな男根が入ってくる。
わたしが今まで受け入れてきた誰よりも大きな男根。
キスをしながら、わたしたちはのめり込むように深く深く繋がっていった。
「あぁっあぁんっあぁんっ……おっきい、おっきいのぉ……ああぁんっあぁんっあぁんっ」
「はぁ……あぁ……気持ちいい……那月の中、気持ちよすぎる……」
「あぁんっあぁんっマナブのおっきいの、おっ奥まで入ってるぅ……あぁあんっあぁんっ奥まで入ってるのぉ」
「あぁ……やべぇ、生セックス超気持ちいい……那月と生セックス……」
マナブがため息のような声を洩らした。
わたしはマナブに突かれながら、生セックス、マナブと生セックスと繰り返した。
どうしようもなく腰が動く。
マナブの男根が、わたしを奥深くまで激しく揺さぶる。
「那月、気持ちいい?」
「うん……はぁんっんっ気持ちいいっ気持ちいいよおっあぁぁんっあんっ」
マナブがわたしに抱きついて腰を振る。
誰も到達できなかった場所へマナブが男根を突き込んでくる。
わたしは気持ちよすぎて頭がおかしくなりそうだった。
繋がった部分から甘く激しいものが突き上がってくる。
マナブがわたしの首筋にキスマークをつけた。
「あぁ……那月……」
マナブの悩ましげな声が身体の中に染み渡っていく。
いつも隣にいてくれたマナブ。
いつもわたしのみかたをしてくれたマナブ。
愛しいと思った。愛しくて、胸が苦しい。
わたしはマナブの背中に爪を立てながら、より深くマナブを感じていった。
「やべぇ、俺……そろそろ……」
「んっあぁっあぁんっわたしも──イキそうっんっあぁんっあぁんっマナブ、中に出して、わたしの中に出して」
「いいの?」
「今大丈夫なときだから……マナブの精液、欲しいの……」
「那月──那月……やばい、イキそう、中に出すよ。那月の中に──あぁっ出るっ」
「わたしもっあぁんっイッちゃいそうっイクッイクイクッ──」
マナブがわたしの蜜壺の奥深くに白濁した液体を吐き出した。
頭の中が真っ白になる。
男根の動きを感じながら、わたしはビクンビクンと痙攣していた。
マナブが肩で息をしながら、わたしをぎゅっと抱きしめた。