赤い首輪と黒いディルド-2
夏輝はベッドを下りて、キャビネットの一番下の引き出しを開け、ショーツを取り出した。「じゃあさ、修平、これ穿いて」
それは真っ黒で強い光沢を放つエナメルのショーツだった。
「おお! なんだかSMチックなぱんつだな」
修平はベッドの横に立ち、夏輝に手渡されたそれをすぐに身に着けた。
「後ろが丸開きだぞ。それにむちゃくちゃパツパツなんだけど……」
「ふふ、楽しそうでしょ? 修平」
「こ、股間がきついよ……」
「ちょっとこっち向いてよ」
修平は、夏輝に向き直った。
「うん。いいね。そんだけ押さえ込まれてると、まるで女のコみたいだね」
「前がつるつるだ」修平は自分の押さえ込まれたペニスを覆っているその黒く小さなショーツを撫でた。
「はい。じゃあ目隠し」
夏輝は修平に赤いアイマスクを渡した。彼はそれを目に当てた。
「四つん這いになって」
修平は言われた通りにベッドに四つん這いになった。
夏輝は部屋の隅に立てかけていた短めの物干し竿を持ってきて、ベッドに置いた、それから修平の両脚を大きく開かせて、その物干し竿にロープで結びつけ、固定した。
「え? え?」修平は戸惑ったようにアイマスクをつけた顔をきょろきょろさせた。「な、夏輝、」
「もうちょっと準備が必要。修平、おとなしくしててね」
「う、うん」