隣の姐(あね)さん-8
8.
僕にしてみたら、この部屋で最後のベッチョをして以来の、初めての交わりだ。
「姐さん、ずうっと姐さん想うとったんよ、姐さん以外の女とベッチョしたことないすけ」
「そうなん、ごめんね」
姐さんが謝ることはないのだが、他に言いようがないんだろう。
言葉を交わしながらも、僕の男根は凄まじい勢いで、姐さんのベッチョを責めていた。
アアア〜 ア〜 アアっ〜アアア〜〜っ
姐さんは自分で胸元を開いて、乳房を握りながら、腰を震わせる。
「固い、かたい 〜いいいい〜〜い〜〜っ」
猛り狂った男根が、姐さんの腰に合わせて子宮を突き上げた。
亀頭が子宮とせめぎ合う。
クリクリ〜くりくり〜〜〜〜
「姐さん、いくよ〜イク〜イクゥっ」
精液は既に陰嚢から溢れ出し、肉棒の中を抜けて、亀頭に迫っている。
「タケちゃん、エエ〜エエ〜ええよ〜エエェっ」
「姐さんっ」
ドドド〜ドッバアァ〜〜
たまりに溜まった想いが、鈴口から子宮に降り注いだ。
姐さんは、ティッシュを抜いて自分の股間にあて、僕のチョンボを拭ってくれた。
手早く身づくろいをすると、お茶を出してくれた。
喪服姿で横すわりをした姐さんは、若くて奇麗だ。
「姐さん、ずっと考えておったんやが、良子ちゃん、もう5歳になる〜、もしかして僕の子供やないんかね?」
「それね、おらにもはっきりせんのよ、殆ど同じ頃だすけねえ。タケちゃん、東京でDNA鑑定とかして呉れんかね」
姐さんから預かってきた良子と僕の毛髪のDNAは、ネガティヴ つまり合致しなかった。僕の子供ではなかった。
9.
電話を入れた。
「姐さん、DNAやっぱり僕だった。良子ちゃんの父親は僕だった。だからと言うわけやないが、姐さん、僕と一緒になって呉れんかね?」
「ええっ・・・こんなバアさんでいいんかね」
「いまさら何を言うとるんや、さんざ夫婦ごとをして、子供までなした仲や、一緒になるのが一番やろうが」
「そうまで言うて呉れるなら、おらは嬉しいわ。良子を納得させるのに、少し時間が要るがのう」
東京の大学まで出て、隣の子連れ後家さんと結婚。
当然、実家は猛反対。
健が「実は・・・」と姐さんとの秘め事を告白して、強引に納得させた。
何かと世間のうるさい村を離れて、春になれば、良子は新学期から東京の幼稚園に。
幸い東京の不動産価格は手ごろな値段になっている。
姐さんの夫の労災、生命保険などで、親子三人つつがなく暮らせるマンションも手に入った。
「姐さん、落ち着いたらもう一人子供作らんかね?」
姐さんは、頬を赤く染めて目を潤ませた。
「タケちゃん、実はこの前のが出来たんや」
「えっ、あのぅ葬式の夜?」
「そうなんよ。タケちゃんは強いなあ」
「姐さんの畑がいいんだよ」
(この分じゃ、あと一人で済みそうもないなあ、まあ、いいか)
(ごきげんよう)