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あるカップルのSM2
【SM 官能小説】

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-5

「ねぇ……復活した?」
 自分で見ればいいものをわざわざ聞いてくる。春斗は気恥ずかしさから視線を反らして素っ気なく答える。
「不本意ながら」
 答えを聞いて朱莉は小さく微笑んで、また質問を重ねる。
「じゃあ、入れていい?」
「その前に拘束解いてよ」
 春斗はちょっぴりの期待を込めて言ったが、光の速さで拒否された。
「嫌よ。今夜は私が春斗くんを虐めるの」
「くそぅ……」
「観念して私で感じてっ」
 抱き付いていた朱莉は上体を起こしてずるずると下がると、春斗の復活したペニスにコンドームを被せたあと、それを手で支えながら、自らの秘所に押し当て、ゆっくりと差し込んだ。
「ふああっ」
 奥まで挿入した瞬間、身体ビクッと軽く震え、春斗のペニスを圧迫する。小さな絶頂に合わせて朱莉も小さく嬌声をあげる。
「春斗くんっ、春斗くんっ」
 愛しい恋人の名を繰り返しながら腰を上下させる。その下では名前の主が顔を赤くして快感に耐えている。
「春斗くんっ! どう? 気持ちいい? 私、気持ちいい?」
「ああ、最高だ」
「にへへへ、うれ、しいよっ」
 再び朱莉は上半身を倒して春斗に抱き付く。ふにっと柔らかい二つの胸が春斗の固い胸部に当たる。
「はぁっ、はぁっ、もっと、もっともっと気持ちよくなってっ!」
 抱き付いたまま、朱莉は腰を振り続ける。
「朱莉。俺の拘束、足だけ外してくれ」
「んっあ、あン、な、なんで?」
「そろそろ疲れてきただろ? 俺が下から突き上げてやるよ」
 春斗は知っている。朱莉はそんなに体力がある女の子ではないことを。高校の時の体育。持久走で朱莉が苦しそうに息を上げながら必死に走っているのを、春斗は教室の窓からちらちら見ていた。大学に入ってからはほとんど身体を動かすことは無くなった高校生のときよりもさらに体力は落ちているはずだ。
「ううう……やだ」
 渋る朱莉に優しく諭す。
「息も上がってきただろ。それに、朱莉にも気持ちよくなってほしい。Mな俺からご奉仕してやるよ」
「うん……わかった」
 腰の動きを止め、朱莉は春斗の両足を戒めている拘束具を解き、自由へと誘った。
「ほら、抱き付いて」
 再び春斗のペニスを膣内に挿入してから、朱莉は春斗に覆いかぶさってぎゅっと体に腕を回す。春斗は自由になった足の膝を立てて下半身を動き易くする。そして、朱莉を突き上げた。
「うはぁっ、やっぱり、春斗くんは気持ちいいっ……んあッあああ!」
「俺もだ朱莉。気持ちいいよ」
「ああああっ、い、イクううう、うやああああああああッ!」
 幾度目かの絶頂を迎えて朱莉の身体が背筋を反らして跳ね回る。春斗は脚部を駆使して朱莉が倒れないように後ろから支えてやり、ご奉仕をやめない。が、奉仕活動はそれほど長くは続かなかった。
「うう……俺もそろそろ来たかな」
 春斗自身にも絶頂が迫ってきていた。
「あああっ、うああッ、あん、うにゃああっ」
 絶頂から立ち直った朱莉は腰を前後に動かして、自らのクリトリスを春斗の身体に擦りつけて感じている。春斗もガクガクと震えはじめた膝をなおも動かして彼女に悦楽を与える。
「いああッ……ああ、んんんっ、んあああッ! あっあっあああ!」
「朱莉、出すぞっ!」
「う、うんっ。いいよっ! うあッ、ああっ」
 ペニスが脈打って熱い白濁液を勢いよく放出する。さすがに量は一度目ほどではないものの、朱莉の膣内に熱を伝えるには十分な量であった。
「あったかい……」
 力を失ったように朱莉は春斗に倒れ込む。両手が自由ならば抱き支えてやるか、倒れた瞬間に抱きしめてやることができただろうが、今回は不可能だった。


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