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【スポーツ 官能小説】

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〜 土曜日・機能 〜-2

B 膣圧

 肛門を締めることで、括約筋の余波によって膣が締まるというが、ここで測定する膣圧はそういう瞬発力的なものではない。 第4姿勢でM字に脚を開いて固定した生徒の膣に、専用のバルーンを押し込む。 後はバルーンに空気をどんどん入れるのだが、生徒は膣が壊れないよう、固定された状態で全身の筋肉をつかい股間を閉ざそうと頑張る。 一定時間後にバルーンから空気を抜くが、バルーンの膨らむ速度・体積・抜ける勢い等から、膣圧が総合的に計算される。 なお膣圧の計算式は極めて複雑であり、測定係は微分方程式を用いて即座に膣圧を導かねばならない。 Bグループ生が数学で微積分を習う理由の1つが膣圧を計算するためである。

C 尻(ケツ)圧

 膣圧と同様に、バルーン式で測定される。 バルーンの形状が膣に比べて細長くなっており、直腸から結腸あたりまでパツンパツンにバルーンで押し広げられ、呼吸ができなくなる生徒も稀にでる。 肛門は力を込めやすく、息めば息むほど高い尻圧になるため、バルーンに送られる空気の量も、膣のバルーンとは比較にならない。 その為最初から全力で肛門を締めておかないと、あっという間に広がったバルーンで肛門が裂ける件が多く、全測定の中でも特に注意が必要な項目だ。

D 立位体前屈

 学園生にとって、柔軟性は死活問題だ。 実際に殿方に相手にしてもらえる可能性はないため、膣圧なんて所詮運搬や牽引にしか用いない。 ところが柔軟性はというと、あらゆる体位、姿勢で固定されるカリキュラムが連続するCグループの1年では、活用しない時間を探す方が難しい。 そういう意味で、この数値の良し悪しは学園生活に直結する。 なので、この測定に限り、全体の下位10名には特別補習が強制的に課されることになっている。

 測定自体はオーソドックスだ。 台の上にのって膝を伸ばしたまま前に屈み、指先で測定器のバーを押す。 バーが爪先を越えれば『+』、爪先にすら届かなければ『−』になるが、いやしくも学園に入学できた面々に『−』は1人も存在しない。 ほとんどの生徒が『+10センチ』以上バーを下げる。

 ただし、一瞬だけ身体をかがめても意味はない。 深々と曲げた姿勢を保つことができて初めて、本当の意味で柔軟性が認められる。 生徒は自分が記した最高深度まで再度身体を屈め、1分間姿勢を維持しなくては記録がつかない。 測定係は時間を正確に測りつつ、生徒の集中力が本物かどうか確認する役割が与えられている。 もちろん姿勢を崩すような乱暴は認められていない。 生徒が腱から筋からギリギリまで伸ばし、歯を喰いしばって身体を屈める横で、例えば測定係は無防備なお尻を平手で打ったり、クリトリスを指で弾いたり、耳に舌をいれたりと、常識の範囲内で生徒の集中を妨げる。 それで崩れるような姿勢なら、学園では使い物になりはしない。

E 臥伏上体反らし

 マットに俯せになり、足首を押さえてもらって上半身を反らし、顎がどこまで上がったかを測定する――しかし、実際には上半身の定義が曖昧で、場合によっては太ももすら浮かせて測定するものもいる。 不正を未然に防止するためには下半身の固定が不可欠になる。

 まず生徒はマットに俯せになるが、ここで事前に包皮を剥き、クリトリスを勃起させておく。 マットには直径1センチの鉄球があり、生徒はこの鉄球にクリトリスをちょこんとのせ、股間をマットに擦りつけて上から押さえる。 その上で脚を180度まで開脚し、両足の内側面すべてをマットにつけ、測定係に上から足を押さえてもらう。 そうしておいて腕は背中に回し、背筋のみで上半身を反らせるのだ。

 もしも鉄球からクリトリスが離れたり、足が180度より閉じてしまったりすれば、測定はその時点で中止になる。 準備に時間がかかる割に測定の失敗が多いこの項目では、測定係の裁量で指導が認められており、あまりにも失敗が多い場合は、例えばクリトリスを接着剤で鉄球にはりつけたり、それでもダメなら足首を200度に開いた上で鉄環で床に固定するケースもある。 



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