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あなた〜you〜
【女性向け 官能小説】

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Can I help?-2


「私はずっと女子校で、あまり男性とは話した事がないので
男性が何を考えているのかよく分かりません。
同じ学部の女の子がからかい半分に言うように世間知らずなのでしょう」
「・・・・乃恵」

「女の子の考えている事なら良く分かるんですけど
男子の考えている事は全く分りません」
「・・・・うん」

「なので岡部先輩が、いろいろ教えてくれるのはとても助かりますし・・・」
「何?」

乃恵が少し言い淀んだ。

「岡部先輩と話のは楽しいです」
「・・・・」

「私、岡部先輩を好きになってしまったのかもしれません」
「え・・・」

「男性を好きになった事はないので、はっきりこれが恋心だとは
断定できませんが、いつも岡部先輩が気になるのです」

まっすぐな瞳で
まっすぐな姿勢で
自分に一点の曇りもない気持ちを
本当に素直に俺にぶつけてきた。

「あの・・・・さ」
「愛を信じられないのですよね」
「・・・・」

「私もこれが愛だ!なんて断言できません」
「・・・・」

「でも、これが好きって気持ちなのかな?と思うんです」
「・・・・」

「岡部先輩を好きになってはいけませんか?」



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