窓際の憂鬱-8
羽田は結局。こんな風にして、あの人を抱いたのだろうか?
帯を解かれておっぱいを吸われる。
他人に脱がされてしまう事が私には肌を曝け出すよりも恥ずかしく感じた。
とはいっても辺りは薄暗くて互いの顔さえ判別できないレベルなのだ。
揉み解されたおっぱいはコリコリに硬くなってるのが自分でも分かる。
乳首を軽く摘まれて、もう片方を舌の柔らかさと湿り気で刺激されると胸いっぱいに何かが染み出した。
私はその中で窓際の彼女と交わる。
女になった感覚とは私にとって彼女の存在自体だったのだろう。
下着の上から裂け目に指をあてられるとコリコリした感覚にそれはあたっていた。
よく女の体の事が分かったものだと私はおかしな気分になった。
すっかり忘れていたけど、もうひとりの男の子がキスしてきた。
その子の舌を受け入れたけど、イヤじゃなかった。
おっぱいを吸われて蕾のところを撫であげられ、舌の滑らかさを吐息の中で探っているみたいだった。
羽田は着ていたシャツを脱ぎ、筋張った鎖骨を露にするとそれを地面に敷いて私の体を倒し込んだ。
赤黒い下地に葉っぱの模様を白く抜いた、田舎町でも趣味の悪いアロハシャツだった。
はだけた胸を彼に譲るようにして羽田は下着を剥ぎ取ってしまい、その茂みに舌を挿し入れようとする。
恥ずかしい・・・
いまさらながら脚を閉じてしまおうとしたが赤ちゃんがおむつを替えられるみたいな格好で持ち上げて開かれてしまう。
もう、いいかと脚の力が抜けていく。
痛いほど左右に拡げられて舌の感触が滑り込み、コリコリになってしまった突起が揺さぶられる。
「はぁ・・・ぁ・・・」
腰から下は持ち上げられて、肩は抱き起され「く」の字みたいに小さく体は縮む。
窮屈な形だけど、おっぱいとアソコと同時に舌をあてられるとさすがに変な気分になってきた。
こんな場所で味わう息が詰まるような感覚はレイプされてるような気分にもなる。
お神楽の音が下の境内から聴こえてくると、後ろの方のカップルはもう済ませてそこを立ち去る気配に気がついた。
こんな状況で確かに感じてはいるけれど、感覚が冴え過ぎて怖い。
すぐ横を何か二言三言交わしながら指を繋いで立ち去るカップルはさっき羽田が覗き見ていた二人だろう。
女の方はどこかで知ったような雰囲気が話し方からしたけど、摘まれた乳首が痛かったので思い出す事はできなかった。
男の子は私の口元にペニスを突きつけた。
誰に教わったわけではないけど、ペニスをしゃぶるという行為を私は知っていたので呑み込んでみる。
咥え込んでみたら意外に大きいものだった。
魚肉ソーセージとそう変わらない気はするけど、硬くて体温があるからだろう。
下腹部では相変わらず、小さな蕾をチロチロとされている。
どうしていいものか分からなかったけど、ペニスは擦るものだと思う。
口の中で吸いながら動かしてみれば、じゅぶじゅぶと湿った音がして雰囲気を感じる。
「あぅっ・・っ・・・」
アソコの孔は指で拡げられているのは感じていたけど、羽田にいきなり挿し込まれた。