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TYPE RI-NA
【SF 官能小説】

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はじめましてマスター-2


「あっ!」
箱に張られた発送票の差出人「(株)晴海デザイン」に思い当った。
昨日の夜見たアダルトサイトで勢いに任せてスーパーリアルドールを注文してしまったのだ。
酒を飲んでいたとはいえ思い切ったことをしたと自分でも呆れてしまった。
スーパーリアルドールは非常に高額だ。
「…たしか36万円だっけ?」
とにかく邪魔になるから中身だけでも取り出して移動しなければと考えて蓋に手をかける。
「確かにローンで購入したよな。最悪、クーリングオフすればいいか。しかし、高級品とはいえたかだかダッチワイフがこんなに重いのか」
バリバリと音を立てダンボールのガムテープを剥がす。
弘が蓋をあけ開けようと手を伸ばした刹那、蓋は勝手に開いた。
正確には箱の中身が飛び出しため中身が蓋を内側から押し開いたのだ。
勢いよく飛び出しため箱の中に充満していた緩衝材のS字型の小さな発泡スチロールが部屋中に飛び散った。


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