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「──はぁんっ……先輩っ」
先輩がわたしの首筋に舌を這わせた。
背中より下、腰のあたりがゾクゾクとした。
「那月……可愛いよ……」
「んっんんっあっあぁっはぁんっ」
先輩の指が肌の上を滑るように動く。
乳首が捉えられ、くにゅくにゅと刺激される。
わたしはシーツを掴んで身をよがらせた。
──スマートフォンが鳴っている。
鞄の中で響く鈍い振動音。
「挿れるよ」
「んっ……あんっ──はあぁんっ」
先輩がわたしの中に入ってくる。
その間にスマートフォンが3回鳴った。
「あぁ……那月の中、あったかい……超締まってる──気持ちいい……」
「先輩っせんっぱぁい……あぁんっはあぁんっ」
先輩が腰を振るたび、おさえきれない甘い声が押し出されるように漏れ出る。
「那月……俺のこと、名前で呼べよ……」
「んっはぁんっ先輩──」
「サトシ先輩気持ちいいですって言ってみろよ」
「サトシ……先輩、気持ちいいですっはぁんっサトシ先輩っ気持ちいいっです……あぁんっはあぁんっ」
先輩がわたしのくちに人差し指をさしいれる。わたしはその指を丁寧に舐めた。
「あぁ……エロい。那月、好きだよ……」
先輩の腰の動きが速くなる。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音がした。
「はぁ……気持ちいい……那月の中、超絡みついてくる……」
「サトシ先輩……わたしもっわたしも気持ちいいです……はぁっはぁんっんっんんっはあぁんっ」
「あぁ那月……可愛いよ、ホントすっげぇ可愛い……」
先輩がわたしの耳元をベロベロと音をたてて舐めた。
ぐりぐりと円を描くように先輩の腰が動く。先輩の甘い吐息を耳元に感じる。
「はぁ……那月の中、締まってるのに中でこうやって動かせるのがホントすっげぇ気持ちいい……あぁ、すっげえ締まってる……」
先輩がわたしにキスをする。
唾液を含ませて舌を絡め、べしょべしょにしていく。
先輩が起き上がってわたしの膝を掴んだ。腰が反る。内臓が上へ押されるような感覚。先輩のピストンがだんだんと激しくなってきた。わたしはシーツを掴んで、目を閉じた。
「はぁ……あぁ……やべぇ超気持ちいい……那月の中、超気持ちいい……」
先輩が出たり入ったりするたび、じゅぷじゅぽとさっきよりも大きくて卑猥な水音がした。先輩の声も大きくなる。
胸がぶるんぶるんと痛いほどに大きく揺れる。
「あぁ……あぁぁ……やべぇイキそう……あぁっ出そう……出るっ出る出るっ──」
先輩が力を込めて男根を突き上げた瞬間、避妊具越しに先輩の白濁した液体が勢いよくわたしの蜜壺へ吐き出された。
まだ膨らんでいる男根が液体をびゅるびゅると吐き出す中、わたしも絶頂を迎えた。