私物への興奮-8
健太郎はまっすぐ紗英の机に向かった。紗英の机の前に立ち、ゆっくりと深く息を吸う。
「やっぱいい匂いだ…たまらない…。」
椅子を引き出しクッションに顔を埋める。
「く〜ッ…!いつも藤間のケツやオマンコが密着してる椅子…。たまんねーや!」
染みついた紗英の匂いに興奮する。ムラムラが止まらない。またいやらしい気分が全身を包む。
「ヤリてぇなぁ…、藤間と…」
健太郎は下半身を脱ぎ捨て紗英の椅子に座る。
「机だけで興奮出来る女なんて、そうはいないよな…。」
事務所で下半身を露出している解放感と漂う紗英の匂いに早くもペニスは復活してきた。右手でシコシコしながら机を開ける。
「もし藤間と事務所でセックスしたら、これ全部マンコに突っ込んでやりてぇなぁ、一本一本…」
ペンやシャープペンを手にする。それらを掌で挟むようにペニスに包み込み筆記用具でペニスをしごく。
「藤間が触ってるペンか…へへへ」
自分のペニスに触れたペンを紗英が使うと思うとたまらなくなる。次に手にしたのは電話の受話器だ。
「藤間のツバがたくさんついてるんだろうなぁ…」
気付くとニヤニヤしながら受話器をペロペロと舐めていた。紗英の体液を舐めている感覚が何とも言えない興奮を呼ぶ。
「間違って藤間が受話器に口をつけたら関節キスだな…。」
どんどん思考が危険になって行く。そして別な引き出しを開けるとある物を見つける。思わず生唾を飲んだ。
「…」
それは薬用リップであった。そう言えば紗英は仕事をしながら薬用リップを良く唇に塗っているのを思い出す。
「完全に間接キスじゃん…」
蓋を取り先端をねじり出すと、震える手でリップを持ち唇に塗った。ゾクゾクするような興奮だ。
「モロ間接キスじゃん!ハハ…」
想像以上に興奮してしまった。頭の中は紗英の唇が思い浮かんでしまう。その唇と本当にキスをしたような気分だ。ペニスをしごく手がに力が入る。
「待てよ…、逆にこれに精子をかけたら、俺の精子が藤間の唇に塗られる事になるんだよな…。これだけスースーすれば精子の味なんて分からないかもな…。」
よからぬ事を思いついてしまった。精子が付着したリップを、何も知らない紗英がいつものように仕事中に唇に塗っている姿を想像すると、もう欲望は抑えきれなくなった。
「ハァハァ、たまんねぇ…。あの女が俺の精子を味わう姿…ハァハァ!」
激しくしごかれたペニス。紗英のリップは精子の海に浸されたのであった。