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両想い?〜first〜
【青春 恋愛小説】

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両想い?〜first〜-1

俺は錐邑隼(きりゆう しゅん)。高校2年、部活はバスケ部、身長は182?、顔はそこそこ(友達が言うにはいいらしいけど…)、成績は上の上、スポーツは大抵できる…まぁ、一般的な健全男子高校生だ。
基本的に俺は悩みを持たない。が……ここ半年俺の中を占領している悩みが一つある。
『槍野莉依(そうの りい)』俺の…好きな人…だ。槍野とは高校1年からずっと同じクラスで仲もかなりいい。何回か告ろうと思った、でも今の友達という心地よい場所が壊れてしまうのが怖くてできなかった。あいつと俺はいわば同性でいう親友みたいなもんでなんでも言い合うような仲だ。好きなのに『親友』という特別な存在としていることが心地よすぎるんだ…。今日もいつも通りあいつは俺のところにやって来る…。

「しゅ〜ん〜っ!どぉしょ〜っっ!!」
来た来た。
「今度はなんだよ?」
「テストがねっ…ふぇぇ〜;」
「ん〜?見るぞ〜??」
俺は槍野の手からテストを取る。
「あっ!!ぃゃ〜っ見ちゃゃだぁっ!!」
「……お前…これは…」
「いゃいゃいゃ〜!隼のばかぁっ(泣」
槍野の数学のテスト、点数は、
「…34点…………記録更新かょ(笑」
槍野はブッチャケた話、数学がありえないくらいできない。他の教科なら俺とさほど変わりはないが、なぜか数学だけはまるっきりダメなのである。だから数学は得意な俺は毎回槍野にみっちり教えこむのだが、効果はなかなかでない。笑
「ごめんね…また隼に迷惑かけただけになっちゃった…(泣」
いゃ…俺はむしろ槍野と一緒に勉強できて嬉しいんだけど……
「まったくだょ〜俺の貴重な1日をつぶしてまで教えてやったのに。なぁ?」
あぁ?!このひねくれ口が!!!思ってもないことを口にしてしまう…。
「うぅっιなにょぉ〜!ぁたしだって英語教えたもんっ!!」
槍野がふくれてこっちを睨む。…ゃばぃって…その目は反則だろ…かわいすぎだ…。
「まぁまた見てやるょ。」
ってか見てやりたいだけ。(笑)
「本当?!やったぁぁv」
無防備な笑顔を俺に向けてくる…。
基本できないものはない俺だがこいつを落とすにはかなり時間がかかりそうだ…。
まぁここまで惚れたのだから何としても手にいれたいと思ってしまうのが人間の本能だろう?
あの時からこいつが俺の全てになったんだ…


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