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冷たい精液
【女性向け 官能小説】

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Scene 5-2

画面が切り替わる…

「あぁっ…。」

部長の上で腰を揺らす私の姿…

両手を部長の胸に当て、腰を沈める度に私の口から声が漏れている…

「あ…んっ…。」

切羽詰まったような表情でいやいやをするように首を左右に振りながらも、腰の動きは止まらない…

下から部長の手が私の胸の膨らみを掴む…

「はぁっ…。」

親指で乳首をつぶされながら腰を動かし続ける、私…

…これって…とてもレイプには見えない…まるで、心を許しあった男女の交わりのような…

繋がったままで上体を伏せ、自分から部長にキスをする私…

ベッドの上で浅黒い部長の身体に私の白い身体が絡みついている…

両手を頭の下に敷いた部長の身体に私の身体を擦りつけながら…


画面が暗転する…

混乱した頭で昨夜の記憶を辿ろうとするが、どうしても思い出せない…

…この動画は本物で…あれは私で…昨晩、リアルにあったこと…

認めたくはない、事実…

でも、どうして…

香織はのろのろと椅子を立ち、スーツをハンガーに掛けた。

脱衣所で服を脱ぎ捨て、洗面所の鏡に自分の身体を映してみる。

いつもと、変わらない…

下着をランドリーボックスに入れ、熱いシャワーを浴びる。

目を閉じた香織の脳裏に、さっきの画面の中の光景が焼き付いている。

認めたくない、事実…

どう説明していいのか分からない、誰にも、相談できない出来事…

もちろん、康介にも…

ボディーソープを手に取り、身体の隅々まで丹念に塗り拡げていく。

そっと陰唇を開いた香織の指先は、ソープじゃないぬかるみを感じ取る。


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