紅館小話〜服〜-3
相変わらず掃除を続けるシャナの背後にまたまた忍び寄り、抱き締める。
『もう邪魔なんて入らないさ♪』
『わ、わからないです。 またいつ誰が来るか………
よ、夜なら。 夜になりましたらちゃんとお相手出来ますから、今は………したくありません。』
だが、私の手はシャナの内股を撫でながら上に上っていた。
『嘘つき♪』
クチュ―――
『ん………』
指先がシャナのショーツの布地を押すと、音がした。
さっき中断する前に僅かに触ったのだが、濡れていたのだ。
『こんなに濡らしてたら説得力無いよ?』
『やぁ、許して……紅様………』
『こういうの嫌い?』
『き、嫌いじゃないです。 でも、見つかったら恥ずかしい………』
拒むシャナだが、私の指は止まらない。
布地の上からシャナの陰核をいじるとシャナの腰は逃れるように後ろに下がる。
だが、後ろには私がいるので逃れることは出来ない。 結局、陰核は私の指に可愛がられることとなった。
『ひゃあ! そこは駄目………あぅぅぅ〜〜』
クリクリと布地越しの愛撫でもかなり効果的なようだ。 すかさずもう一方の手で割れ目を布地越しになぞる。
クニュクニュ―――クチュクチュ―――
柔らかい女の部分は愛液を流している。 程なくしてシャナのショーツにはハッキリとした染みが出来てしまった。
『ふふふ………♪』
手でショーツを膝辺りまで下げて、直接秘所を責める。
愛液を絡めて陰核を弾き、指を膣に入れて掻き回す。
『くふぅ……ひやぁぁん………ひゃぁぁ………』
シャナの膣はもう愛液で溢れかえり、私の指をキュッキュッと締め付けてきた。
私の手はもちろん。 もうシャナの膝辺りまで愛液が垂れている。
『欲しくなっちゃったんじゃない?』
指で膣の天井を擦りながら、シャナのお尻に熱く張りつめた男根をあてる。
『………あ………はぁぁ………』
トロンとした目で私を見つめてくるシャナを見て私はちょっと嬉しくなった。
どうやらシャナをやる気にさせることに成功したようだ。
男根で割れ目や陰核をつつき、滴る愛液を絡ませる。
男根の先を膣に入れて、浅く出し入れする。
『さぁ、入れるよ………』
コンコン!
『紅様ぁ? シャナはんおりますぅ?』
私は五秒で椅子に座った。
一秒で男根の先が感じているシャナの暖かい膣の感触を涙を飲んで諦め、抜き。
二秒でシャナのショーツを上げて、自分の服も整えた。
最後の二秒で椅子に着席。
(あ、あと少し………先だけしか入れてないのに………)
心の中で悔し涙。 料理長、タイミング悪すぎだよ。
『シャナはん、お料理教室やで。』
シャナはフィル料理長に料理を教わっているのだ。 私に手料理を食べさせたいと、私にとっては手を叩いて喜ぶくらい嬉しいことなのだが、何もこんな時に………
シャナはフィル料理長と一緒に部屋を出ていった。 心なしか、ぎこちない歩き方で。
もしかしたら濡れてグショグショになったショーツが気持悪いのかもしれない。
パタンとドアが閉まる。
そして、私もパタンと机に倒れこむ。
『神様………酷い………』
別に金輪際シャナを抱けないというわけではないのだが、やはり惜しい………
あぁ、まだシャナの感触と香りが残っている。
『シャナ〜〜、帰ってきてくれ〜〜〜』
『………はい………』
虚しい独り言に返事が返ってきた。
ガバッと起き上がると、目の前にはシャナが立っている。
『シャナ! 料理教室に行ったんじゃ………』
『そ、それは………お料理教室は、また今度にして貰いました………』
シャナはどうもモジモジして顔を赤らめている。
ここで私はピーンときた。
やはり、あそこで終ったのにはシャナも不満だったのだ。