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琴美のフェティシズム
【学園物 官能小説】

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胸の内側を見られて-1

あの内科医の指の甘美なはちみつの味。

あれ以来、はちみつを目にしただけで、私の乳首は勃起してしまうようなそんな勢いだったのだ。

家に置いてあるはちみつを見て、着替えようと服を脱ぐと乳首が勃ってしまっていた。

「あの医者のせいで…私の体おかしくなっちゃった。本当にありえない。」

鏡で自分の裸体を見てみると、確かに肌の調子が良く、特に肩や胸回りの皮膚は陶器のように滑らかになっていた。

疼く胸を抑えて、私は学校へと向かった。

平然を装って授業を行っていたが、保健室での出来事が頭から離れないせいなのか、気分が落ち着かない。何かが起こる予感がなんとなくしていた。

下校時刻が近づき、ホームルームの挨拶が終わったので、私は帰ろうとすると、担任の教師が私を呼び止める。

「琴美さん、この間の健康診断のことで保健室の先生がお話したいことがあるそうです。この後必ず、保健室へ行ってくださいね。」

この間の健康診断…。私が初めて乳イキを第3者に見られてしまった健康診断。

むしろあのマッサージの記憶しかないのに、私にどこかに異常があったのだろうか。

自分が実は不健康なんじゃなかったのか、とかちょっと真剣に悩んだりしているうちに、保健室の前へ着いた。

ノックをすると、「どうぞ。」と声がする。

「失礼しまーす…って…マジ!?」

私は、目を疑った。保健室で私を待っていたのはあの、健康診断時にいた美形な顔立ちの女性内科医の姿だった。

彼女はデスクの前でコーヒーを飲んでいて、コップを置いて私の方へ歩いてくる。
 
「こんにちは、琴美さん。」

私の前まで歩いて来ると透明感のある笑顔で私に微笑んでくる。

どうして。健康診断の内科検診の医者は外部の人間だから、本来健康診断以外で、この学校に現れるのはあり得ない。

「どうして、健康診断でもないのに、私がいるかって?」

私の心の中の言葉を読み取ったかのように、内科医は私に話しかけてくる。

「私はね、もともとこの学校の保健の先生なんだよ?知らなかったかな?」

じゃあ、私は学校関係者に乳イキを見られてしまったということ?そんなふざけた話があってたまるものか、と自称保健の先生に問いかけることにした。

「そんな都合の良い話、信用するとでも思ってるんですか?」

自称保健の先生である、この女は私の耳元で、

「あの日、内科検診の先生はおやすみだったの。だからね、私が代わりに皆の心臓の音聞いてたのよ。昔、やったことがあるからね。」

そんなことって…。学校の先生にイカされちゃったなんて、私の高校生活終わりかなぁ…。

なんか色々考えると泣きそうになってくるけど、とりあえずこの人の前で泣くのは悔しいので必死に耐えた。

「自己紹介が遅れたね。改めて、この学校で保健の先生やってます、満橋 蜜代(みつはし みつよ)です。よろしくね。」

なんだかすごく距離感を近めようとしているが、何か裏があるんじゃないかと疑ってしまう。

「で…先生。私どっか悪いんですか?」
さっさと予定を済まして帰ろうと、本題へ結びつける。

「悪いところ?いや、特に異常はなかったよ。でもなー…しいて言うならここに問題あり…とか?」

先生は右手で私の胸を持ち上げるように触ってくる。

「ふざけないでください!」

私は、先生の手を押しのけて、帰ろうとする。

「そんな怒らないでよ、私あなたと話がしたかったの。」

先生に右腕を掴まれていたので、振り解こうと振り返る。

すると、それまでいやらしいオジサンみたいな笑みを浮かべていた先生の表情が、少し儚げな顔付きに変わっていて、なんだかペースが狂ってしまう。

「少しだけなら…いいですよ。」

何かちゃんと話したいことがあるんだろうと私は感じて、先生の話を聞くことになった。

私は、この間マッサージされた部屋に通されて、イカされたベッドの上に先生と腰かけた。

ベッドのシーツは、綺麗になっていたが、ここで寝かされた状態でマッサージされていたことを思い出すと、はちみつを見てもいないのに胸が疼いてしまった。

「あなたのこと見てると、私の学生時代を見てるみたい。私も色々と苦労した。高校時代から今の大きさ変わってないからさ…。」





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