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調教学園物語
【調教 官能小説】

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〜 水曜日・電撃 〜-1

〜 水曜日 ・ 電撃 〜



 朦朧とする自由すら、私たちには用意されていなかった。 チャイムが鳴るなり、胸、股間、そして顔が火を噴くような熱に包まれた。 すなわち、舌を挟んだ箸、鼻フック、胸の洗濯ばさみ、膣の洗濯ばさみが一斉に引っ張られたのだ。 バチバチッと濁音をあげて、急所を噛んだまますべてのアタッチメントをもぎ取る痛みは、今日感じた中でもとびっきりの一撃だった。 ぼんやりしていられるどころか、理性を保つこともできやしない。 挟まれていた箇所にはくっきりと鰐型が刻まれ、身体中が真っ赤に染まる。

 前触れなく与えられた激痛に、私たちは例外なく絶叫した。 声をあげずに耐えることなどできるはずもない。 それどころか衝撃が去った後も痛みの余韻にむせび泣いてしまったので、罰として竹刀で激しくぶたれた。 何度も何度も、爛(ただ)れた急所を容赦なくぶたれた。 風紀委員たちは、私たちの痛みの程が分かっていて、悶えるのは当然だと理解しているはずだ。 それなのに、ひな先輩も含め、全く手加減してはくれなかった。

 拘束具をはぎ取られたところで、私たちは天井から吊るされたままだ。 それでも私は必死で号令をかけ、4限に区切りをつける。 ちゃんと号令通りに『ご指導有難うございました』と言えた生徒は半数にも満たなかったけれど、それを境にして風紀委員たちは教官に一礼した。 5人の風紀委員は私達を戒める縄を解き、もとあった箱に仕舞ってから武道場を後にする。 残された私達は、痺れる手足と痛む肌、こびりついた蝋の余韻で床に崩れ落ちるしかできなかった。

 教官曰く、食事はHR教室に用意してあるとのこと。 一斉の食事ではないため、教室に戻ったものから順次食事にかかれという。 これまでの例から分かるように、教官は私たちが疲労困憊していようがお構いなしだ。 重い身体を引きずって動きだす生徒が数人。 私もすぐに武道場を出ようとするも、鼻フックをむしり取られた鼻孔が割れるように痛くて、どうしても蹲(うずくま)ってしまって動けなかった。 結局10分ほど呼吸を整えて、ようやく身体に力が戻る。 その頃には武道場に残った生徒が数名になっていた。 残ったもの全員が肩を寄せ合うようにして、どうにか教室に辿り着くことができた。

 一歩HR教室に踏み込むなり、ツーン、昨日散々嗅覚を刺激した匂いが充満していた。 汲み取り式のトイレにたちこめる、あの香り。 饐(す)えたアンモニアの腐敗匂である。 臭いのもとは、35組の机に1本ずつ置かれたペットボトルだ。 2リットルのボトルには得体のしれない白い液体が満々と湛えられていて、既に教室についた面々は中身を干すべくボトルに口をつけている。

 私もクラスメイトに倣い、席についてペットボトルに手を伸ばした。 教官がいないのだから食事の挨拶をする必要はないかもしれなかったが、小声で『いただきマンコ』と呟いてから、ペットボトルの蓋を外す。 途端に異様なくらい強烈な薫りが鼻をついた。

 ……後で知ったのだが、これは指導用の特別弁当だった。 好き嫌いを主張する分不相応な生徒に対し、苦手な味や香りをトッピングしたものを食べさせることで、健常な生育をはかる食事なのだとか。 そして私たちの机に並んだのは、大量の『無味無臭のオートミール』に『馬糞のフレーバー』と『尿の味覚』、それに2号教官の尿をトッピングしたものだったらしい。
 そんな事を知るはずがない私にとって、ペットボトルの謎な中身は『汚濁そのもの』だった。 色彩から判断するに、排泄物ではないのだろうが、まっとうな食事とは思えなかった。 そんなものを大量に食せというのは、これはもう拷問と大差ない。 周りでは、ウェッ、オェッ、と嗚咽まじりに、目を充血させながらみんながペットボトルと格闘している。 早い生徒で既に半分、ほとんどの生徒はせいぜい四分の一どまりだ。 それでも口にして胃の腑に納めようと、みんな懸命そのものといえる。

 ペットボトルをそっと咥える。 息を止めて、感情を殺す。 
 
 後は無我夢中だった。 鼻をつまんで液体を口一杯に頬張っては、一息に胃の底まで流し込む。
 臭いでえずく間も与えず、味に嘔吐する隙も許さず、兎に角機械的に口を動かす。 昨日は排泄物すら食したのだから、このくらいで降参するなんて考えられない。

 ゴクリ、ゴク、ゴクン。 
 最後の一滴まで飲み干してから、一人で小さく『ごちそうさマンコ』。

 食事の始まりは遅かったけれど、全体で真っ先にペットボトルを空にしたのは私だった。 お蔭で5限開始まで10分弱の余裕がある。 私は同じように素早く食事を終えた30番と連れ立って、廊下突き当たりの女子トイレに足を運んだ。 初日に教官が指示したように排泄する。 即ち便座の上によじ登り、ドアを開け放し、第2姿勢でお尻を便座の真上に掲げる。 もとより個室のドアはないため、排泄する瞬間を衆目に晒しながらの恥ずかしい行為だ。 

 ブリブリ……ボチャン。 ブリブリ、ポチャ、ブリッ、チャポン。
 ショロロロロ、ショロロ……ビチャビチャ、ビチャッ。

 大きい方と小さい方の両方を便座に落してから、私は何度も腰を上下に揺すった。 尿道口から滴をおとす。 肛門にこびりついた便が少しでも便器に流れるように、全力で息む。 教官が示したトイレの使用方法には排泄後の後始末が欠けていた。 つまり私の理解では、学園の生徒には自分が排泄したあと紙や水流で陰部を清めることが許されていない。 まるでケダモノのようで恥ずかしいけれど、落とせなかった排泄物を身体につけたまま、午後の講義に取り組むことになるのだろう。 そう思うと、便器に跨って腰を振る無様な運動にも、自然に力が籠る。

 隣の個室からは、きっと音が漏れないよう小出しに抑えているんだろう、30番が排泄する尿が、チョロロロ、小さな音色を奏でていた。




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