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マリネしたマジックマッシュルーム
【痴漢/痴女 官能小説】

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1.-2

 ピストンを続けようとしたのに、頭が押さえられて動けなくなったので、上目遣いに薄闇の向こうの樹生の顔を窺う。
「ちょっとさ、イラマさせてくんない?」
 潤んだ瞳が遠くから射し込む街灯の弱い光を浴びていた。野外に停めた車の中で自分の女を望み通りにしゃぶらせることができて興奮しているらしい。
「フィ、ラ、ファ……?」
「イラマチオだよ。しらねーの?」
 知らない。彩希が答える前に、もう一方の手も頭を捕えてくると、しっかりと掴まれた。「ちょっと苦しいかもしんねーけど、じっとしてろよ……?」
 後ろ頭を押されてゆっくりと沈められていく。頭が下がっていくにつれて男茎が口内に入り込んできた。やがて彩希がしゃぶっていたよりも深く入ってくると、口蓋の奥を先端に突かれて嘔吐中枢が刺激される。伏せた彩希の上躯が波打つのも構わず、更に深く沈めてきた。さすがに苦しい。
「むぶっ!」
「吸ってくれよ、彩希。ほっぺたヘコませてよぉ……」
 心地よさそうな声音の樹生が口内を亀頭で擦りつつ、一旦彩希の頭を持ち上げると、次はグイッと一気に奥まで自分の股間へ向けて押し付けてきた。
「グフッ」
 くぐもった声を漏らした彩希は、喉口まで及んだ亀頭を反射で退けて頭を上げてしまう。そこへもう一度樹生が頭を押し込む。繰り返していくうち、頭を毬つきのように上下させられていた。グボッっと喉奥が鳴り、美しい曲線を描く上躯が激しく膨縮する。
「彩希っ……、の、喉チンコに届いてっか? おらっ、チンコどおし仲良くしろよっ」
 なんだそれ。
 ヘタクソな樹生の揶揄を聞いて、一瞬気分が萎えそうになった。――つまり、彩希は猛烈に苦しかったが、気分は盛り上がっていた。亀頭のつるりとした肌が軟口蓋へ密着するまで押し込まれると、涙が出てくるし、食道を何かが逆流してくる。だが自分の喉に触れた亀頭が嬉しがって傘を開いているのが分かると彩希も嬉しかった。初めての強制口淫は想像していたよりも悪くはなかった。
「んはっ……!」
 彩希が抗ったわけではなく、樹生の方から頭を引き上げ男茎を引き抜いた。抜けるや否や泡唾の混ざった粘液が唇から溢れ、太い糸を引いてボトボトとシートの上に落ちていく。
「どうだ?」
 顎に垂れる粘り気のある涎を指で拭った樹生が王様気取りで問うてきた。
「ん……、すっごい苦しい」
 そう言うと運転席へと引かれて体を跨がされた。膝立ちになった彩希へ顔を寄せてくる。奥までしゃぶったばかりの口だけどいいのかな、と余計なことを考えている彩希へ樹生が濃密なキスをした。
「ンッ」
 甘ったるい声が漏れたのは、樹生の舌が口内を突ついてきたからではない。背を反らしてダラリと下げた手に、吐汁でヌルヌルになった熱い男茎が触れたからだ。キスをしながら無意識に両手で先端を揉み解す。
 その行動を欲情の印と受け取った樹生が、すぐ前に悩ましいクビレを呈している彩希のデニムショートパンツのボタンフライを外し始めた。足の付け根まで下げられるとアンシンメトリーのブラックレースに飾られたターコイズのサテンショーツが顔を覗かせる。小さな布地が覆う柔丘へ指が押し当てられ、湿音を立ててイジくってきた。
「エッロいの履いてんなぁ、相変わらず」
「……んっ、で、でも嫌いじゃないじゃん。樹生」
「まあな。……でもよ、彩希、コレ何? ……コレ」
 膝立ちで開いた下腹部がクチュッ、クチュッと鳴った。「イラマされて濡らしてんの? お前」
 下着越しに媚門を割られ、果肉をイジられると、腰が前後に動いた。Tシャツの裾から垣間見えているネイベルから続く瑞々しくも滑らかな肌が小刻みに震えた。
「うん、あれいいかも。……腹筋鍛えられそう」
「なんだよ、それ」
 手指に移った男茎の粘汁が髪に付着してしまうことも構わず、彩希は後ろに掻き上げると、もう一度しっかりと男茎を握り、樹生の指の動きに合わせて腰を緩やかに揺すった。背を反らして天を仰ぐとスタイルの良さが際立って、呆れた笑みを浮かべていた樹生の視覚も煽情する。昂奮した樹生がクロッチをズラし、直接花弁を弾いてきた。
「んあっ」
 蜜の撥ねる音が大きくなる。膝立ちの脚の間へ雫が垂れるほどになってくると、親指で雛先を弾きつつ、いきなり二本の指が中に入ってきた。「き、きつっ……」
「相変わらず狭えな」
 そういうことではなく、吸着力ある名器だと言ってほしい。実際、彩希の蜜壺は狭いながらも粘膜を広げてしっかりと指を飲み込み、蠕動を伝えつつ奥のほうへ強く引き込んでいった。体を使って大胆に腰を揺するが、それでも彩希は両手で握った亀頭を離さなかった。
「指マンでイカせてやろっか?」
 彼氏の申し出に髪が靡くほどかぶりを振り、亀頭をギュッと握り込む。
「こっちがいい」
「エッロ」
 樹生が一旦彩希の腰を上げさせて、脚の真下から男茎で狙ってきた。見下ろすと鈴口がじっと彩希を見上げてきている。上目遣いが可愛い。樹生の肩に手を付いた彩希は足の裏をシートにつけてM字になった。正座で腰を下ろすより、しゃがんだ体勢のほうが中へ入ってきた時に天井に強く擦りついてくるから好きだった。


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