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それでも上書きしたい体
【学園物 官能小説】

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2話 自分勝手-4

中学生の勇樹にとって、大概の説教というものは鬱陶しく感じるものであり、果梨のそれも同様だった。

ましてや、晴菜と自身のことに口出しするような輩は、二人の愛を邪魔しようとする悪人であるとさえ認識していた。

そして、その悪人である大人たちなど気にもせず、付き合えている自分たちこそが、世の中の真実の愛を勝ち取った二人なのだとすら過信していた。

バレなければ良い。

勇樹は果梨が話していた、晴菜の女の品格が問われる問題などは一切眼中になどなく、どちらかと言えば、また果梨にばれたり、今日陽大に目撃されそうになったりしなければ、どうでもいいと感じていた。

お互い実家暮らしで、中学生同士の交際に反対している勇樹の実家に晴菜を連れていけるわけはなく、そして果梨や晴菜の両親の目を盗んで晴菜と如何わしい行為をすることはやはり不可能に思えた。

勇樹はそれらを考慮し、晴菜の喘ぎ声を聞くための”実験”をより安全に行うためには、公園内の別の場所、それも誰も人が通らないような場所を開拓する他ないと考えていた。



続く


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