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「ゴ ッ デ イ モ ン」
【ファンタジー その他小説】

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「ゴ ッ デ イ モ ン」-1

時は中世ヨーロッパ。
敬遠なクリスチャンの村になんと危篤な青年が迷いこんだところから物語は始まるのだった。

敬遠なクリスチャンのすむこの村であったがそれは村の中央にある大聖堂からもうかがえた、欧州独特の爽やかな風に風見鶏が気持ち良さそうにゆれている。

その立派な大聖堂であったが注目したいのはそこではなかった。
その東、森の出口。

マリア「うわっ!あなた大丈夫!?」
シオン「み、水を…」
そういうと青年は倒れてしまった。

マリア「…」

一転マリアの家
シオン「ありがとうございます、生き返りました、これも神のご導きですね」
マリア「あなたねぇ、なんだってあんなところで遭難なんかしてたのよ」
彼はシオンと名乗る修道士であるという。肩まで白い髪がやわやわとのび、目には綺麗なコバルトブルーをたたえていた。


シオン「ええ、森に羊が迷いこむのを見まして、迷える小羊をすくわねばと(回想)」
マリア(馬鹿かこいつ)
シオン「とにかくありがとうございました」
そこへどたどたと町の人が入ってくる目にはまた期待の色をたたえていた。

「僧侶さまが来たってのはほんとかい?マリア?」
「いやぁなんたる偶然!一度に二人の僧侶さまが訪れるとは!」
シオン「いやぁ私なぞまだまだです。今だ修行中の身」
「いやぁなんと謙虚な方だ。」
そこで町民はかしこまって言う。
「ところで僧侶様はどのナンバーを持っているのですか?」
シオン「いやぁ。私なぞまたまだ。聖痕をもつにはまだ至っておりません」
「…」
なんと町民はいなくなってしまったいったいどうしたことか。
シオン「おや、いったいどうしてしまったのでしょう?」
マリア「あぁごめんなさいね、今はしかたないのよ」

その原因は彼等の言うもう一人の僧侶にあった。
一転外に出て様子をみた。
僧侶「ほっほっほ皆さん。この神に愛された証、数聖痕を称えなさい。」
「おおっすばらしい。」
僧侶「私は修行するうちにわかってきました。この聖痕はあなたたちに天国を約束する数聖痕。ナンバーオブザヘブンなのです。」
「おおっ神よ」
数聖痕、もともといかがわしいものであったが僧侶の手に浮かんでいる?の数字は決して抽象的なものではなかったのだ。

「僧侶様!昨日まで荒らされていた畑が!今日は無事です!」 僧侶「それは私もうれしいです」
「僧侶さま!川の渇きをなんとかお願いします」
僧侶「やってみます」
そういうとその僧侶は地面に手をつくなにか念じているようだ。
「おお!川が!」
なんとどうだろう、川の上流から水が流れてきた。
「おお!」
「奇跡だ」

シオン「おお、あれはすばらしい。まさに神の御技です」
マリア「どうかしらね!私は神なんて信じてないわ!」


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