「ゴ ッ デ イ モ ン」-4
ドオォン!!
僧侶が吹き飛ぶ
トム「いやだぁ!!死にたくねぇー!!!」
そういうとトムは一目散に逃げ出す。しかしシオンがそれを黙認するわけがない。すさまじいスピードでトムを追撃する。
トム「うわぁぁぁ!!
トムはシオンに炎を浴びせる。しかしシオンはそれをかきわけトムの頭をわしずかみにする。
トム「助けて、助けてくれ〜!!
しかしシオンがその願いを聞き届けることはなかった。
ズドオォン!!
地面は大きくさけトムは頭からめりこんでいた。
マリア「…」
シオンはそのばで気絶してしまった
マリア「大丈夫?」
そういわれて目を覚ましたのは村の入口のちかくであった。地面に亀裂が走っている。
「くそう、なにが神だ!!ふざけやがって!!」
「やっぱりそんなものにたよってちゃいけないのよ!!」
よく見ると村人がぶちぶちと不満をたれている。それもこんな事があってはしかたがなかったのかもしれない。
シオン「村は!?無事なのですか?」
マリア「なにも覚えてないの?…ええ、大丈夫よ。ほんとうにありがとう。」
シオン「そうですか、これも神の御導きですね」
マリアはそっと笑っていた。
シオン「それでは、私はこれで失礼します。」
そういうと彼は歩いていってしまったのだった。
「いったいなんだったんだあの僧侶は?やっぱり自分たちでがんばらなきゃいけないんだよ。」
マリア「そうかしら…」
マリア「神様がほんとにいるかなんてわからないけど…人を思うことでその助けになってることもあるのかもしれないわ…」
そういって彼女は空を見上げた。
マリア「日曜日くらいは、教会にいってみようかしら…」
そういってマリアの見上げた空はまたコバルトブルーの色でどこまでも広がっていたのだった。
シオン「次はどこにいきましょうか…」
そういうシオンの前を羊がとうりすぎて森に入ってゆく。
シオン「あぁ、だめです。そっちへいっては迷ってしまいますよ」
そういって彼はまた森に入っていくのだった。
おわり。