初デート 後半-3
マサと真由美さんは、ゆっくりと身体を離して、天井をじっと見つめ
手を繋いだまま、息を整えます。
(真由美さん、もう一度キスしよう)
真由美さんも同じ事を考えていたようで、返事をする前に、唇が重なり合い
本当の恋人のように、熱い口づけを交わします。
10分以上もキスをし続け、離れると、真由美さんの眼からは、涙が。
<マサ、本当に好きよ。私愛しちゃった、貴方を>
(私も、同じですよ、出来る事ならこのまま2人でどこかで暮らしたいです)
マサと真由美は、お互い妻帯者と言う障害を越えようとした一瞬でした。
自由に逢えないから、余計に思いが募って行く、障害が有るから燃え上がる
お互いが相手の事しか考えて居ない一時が、こんなに幸せを感じる事が出来る。
マサと真由美は、更に繋いだ手に力を込めて、2人の愛を確認しました。
(今度、いつ会えるのかな〜)
その言葉を残し、二人は現実の世界に、戻って行きました。