逢瀬-4
明るい照明の下、高杉は私に再び覆い被さり、乳房に吸い付いた。
高杉の頭が小刻みに揺れ、乳房を転がし、私を翻弄する。
そんな高杉を薄目で見ながら、私は高杉の頭を抱きかかえた。
右から左に攻撃対象の乳房を変えるため、高杉の状態が起こされた時に私の目にあるものが目に入った。
高杉が状態を起こし、四つん這いになった瞬間、高杉のとてつもない大きさのペニスを見てしまった。
私の肘から手首くらいまでの長さと太さの黒々としたペニスは異様な雰囲気を放ちながら揺れている。
それを見た瞬間、自分が失神し、未だに子宮に痺れが残っていることを納得した。
そして同時に怖さを感じた。
『あんなの…入るのかしら…壊れちゃう…』
逃げようと思いつつも、高杉の攻めが続き、とろけるように大人しくなり、
私は高杉の容赦ない刺激に身を委ね続けた。
息が段々と荒くなり、意識がまた遠のき始めた。
いつの間にか高杉は私の両太ももを抱きかかえ、頭を私の脚の間、つまり、股間に埋めていた。
そして激しいキスをクレバスに降らせていた。
「あぁ…亜沙美さん
素敵だよ…
思った通りだ」
ささやきながら高杉はさっきよりも時間を掛け、ねちっこく、そしてねっとりと何度も何度も繰り返し、刺激した。
私は高杉の刺激を受け入れる度にあえぎ声が漏らし、ささやく声を耳にするたびに愛液が溢れさせていった。
そして私は高杉を愛し始めている自分を知った。
「亜沙美さん…
好きだ。大好きだよ。
愛してる」
『…私も…』
声にならない返事を心の中で何度も何度も繰り返した。
気が付くと高杉の声が聞こえなくなったので、目を開けると高杉は再びゴムを付けたようで私の脚を抱え、正常位で繋がろうとしていた。
目が合うと高杉は
「愛しているよ」
言いながら私に覆いかぶさり、キスをした。
もう私には抵抗する力は残っていない。
それに抵抗する気もなかった。
ただ高杉を受け入れる事しか望んでいなかった。
そのまま私の中に高杉は入ってきた。
大きなペニスが窮屈そうに入ってくるのがわかる。
めりめりを音をたてそうなほど膣が広がるのがわかる。
痛みのあまり、声が漏れる。
そんな私を高杉は痛みが引くのを待つように優しく、何度も何度もキスをした。
はじめは下腹部が膨らんでいるように感じていたが、次第に麻痺するようにジンジンと痺れはするものの違和感はなくなっていった。
そして私は高杉と一体化していっている事を頭ではなく、心で感じていた。
そんな中、私は徐々に大人しくなり、高杉はゆっくりと腰を動かし始めた。
「あぁ…」
それでも声が漏れる。
でももう高杉は止まらなかった。
彼が腰をグラインドさせる度に私の膣から愛液が溢れ、その潤滑で二人の感覚は高まっていく。
腰を動かしながら高杉はキスをして、項をくすぐり、乳房を愛撫した。
不意に高杉は私の両腕を掴み、頭の上でばんざいさせた。
何をするんだろう?と思っていると、露わになった脇にキスをした。
『そんなところダメ…』
この言葉よりも先に私は大きな喘ぎ声を漏らしていた。
今までも脇を舐められたことはあったが、感じることはなく、寧ろ、舐められることに抵抗があった。
ましてや喘ぎ声が漏れることなどなかった。
自分でも脇が感じるなんて初めて知ったが、高杉との身体の相性の良さを何となくわかり始めていた。
繋がりながら脇だけでなく、高杉は私をくまなく愛撫し、キスをした。
耳にキスをして、手の甲を舐め、指を咥えた。
その度に私は喘ぎ、感じた。
繋がり始めてどれくらい時間が経ったんだろうか…。
今日何度目かの絶頂を迎えようとした時に、高杉は切なげな声を上げた。
「…亜沙美さん…
俺もう…」
声を出せずに、無言で頷くと
「あぁ!亜沙美さん…
愛してる…
…
愛してる…」
高杉は何度も何度も私に愛の告白をしながら波打たせた。
ゴム伝いに高杉の勢いを感じながら…
高杉の愛の告白を聞きながら…
私も絶頂を迎えた。
高杉とのはじめての逢瀬を経験した私たちはそれからシャワーを浴びた後、コーヒーを飲み、おしゃべりをした。
部屋を出る時には手を繋ぎ、腕を組み、私たちは歳をとっているものの、誰から見ても恋人同士だった。