結ばれる母子-5
「あああん、ダメええ〜、あああん、あああん、いやあん、いやあああ」
元夫以外を知らない淫口は、初めて受け入れる大きさ、若々しい反り、激しすぎる動き、それにも増してゾクゾクする背徳感が、あっも言う間に瑞季を高みへと導き始めた。
幸樹にとっても同じだ。口とはまた違ったイチモツを締めつける肉の心地好さ、愛液でヌルヌルと包みながら亀頭を擦る刺激、それが母親によることの興奮で、一気に射精感が湧いてきた。
瑞季の口内に射精したことが、この母子には幸いだった。それがなければ幸樹は10秒と持たなかっただろう。
幸樹はこの心地好い刺激を長引かせるために、師匠に伝授された技を使うことにした。
(ううっ、こ、これで暫く耐えれる…)
しかし、幸樹がそれを駆使しようとした途端、その効果を発揮しない間に瑞季がその時を迎えた。
「やああん、ああん、イクウ、イクウ、イクウウウウ」
絶頂で収縮する膣の圧力が、ヒクヒクと幸樹の肉棒を襲った。その締め付けには、幾ら技を使おうが童貞には一堪りもなかった。
「ううっ、出るっうう、う」
幸樹はその技を使ったまま、情けない顔をしながら、瑞季の中に精を迸らせた。
(あらら、可哀想に)
恵子は幸樹の顔を見て、幸樹が技の試練を受けたことを知った。
新司と乱交を始めた当初の頃のこと。
『恵子の名器もそうだけど、母さん達の締め付けに耐えるのは大変だよ。だからイキそうになると、一目見たら萎えそうな奴の顔を思い浮かべて我慢してるんだよ』
そう言って得意先のハゲオヤジのことを言った新司だったが、1週間もしない内にその技を使わなくなったと言っていた。
『あの技はダメだ。あれを使って効力が出たらいいけど、効力が出ないまま射精したら最っ悪だぞ。オヤジのハゲ頭でイクことになるんだからな。タイミングがずれたら悲劇だぞ』
「あはは。あたし達のために大変ね」
恵子は新司の言葉を思い出し、幸樹が両刃の剣に負けたことを知って、可笑しくなった。
瑞季は幸樹が両刃の剣に負けたことを知る由しもなく、子宮に幸樹の大量の精液がドクドクと注がれ続けるのを感じていた。
(今日は中に出しても大丈夫だったかしら…)
一瞬、妊娠の心配をした瑞季だったが、もう深くは考えなかった。
(うふふ、幸樹の子供なら産んでもいいかな)
膣の奥深くに幾度も襲う迸りを感じながら、満足気な笑みを浮かべる瑞季だった。
「幸樹〜」
瑞季は愛する男の背中に手を回してギュウっと抱きしめた。