31号の恥態-3
「お義父さん、ビデオの他に写メも撮っといて下さい」
1人だけ、瑞季の逸品が見れない新司が言った。背中から聞こえた新司の言葉に、瑞季が視線を巡らすと、忠がビデオカメラを構えて、自分のその部分を撮影しているのが見えた。
「い、いや…」
「やっぱりそれが要るな新司くん。写真のスライドショーはビデオよりも興奮するからな」
忠がビデオカメラを下ろそうとした時に、ふと新司は幸樹の姿が目に入った。
「あっ、お義父さん、ビデオはそのまま続けて下さい。おい幸樹、折角だからお前が撮るんだ。その方がお母さんも歓ぶぞ」
「おっ、それはいいな。幸樹くん、親孝行して上げなさい」
「は、はいっ」
ここ最近、幸樹は瑞季を犯すことを想像しながら自慰行為を続けていた。夢にまで見た母親の陰部を前に、興奮が増した幸樹は上擦った声で応じた。震える手でスマホを持つと、自分の母親の卑猥な部分にレンズを向けてシャッターを押し始めた。
パシャ、パシャ、パシャ
「やめて…」
「そこだけのアップじゃ誰かわからないぞ。お母さんの恥ずかしい姿がわかるように、全体も撮るんだ。その方が後で見て興奮するぞ。ほら、このスケベそうな牝の顔を見ろ。これを撮らないと親不孝だぞ」
瑞季の背中から横顔を覗き込みながら新司が助言した。
「はい、師匠!」
どうしても『そこ』に意識が集中しがちな高校生は、師のその適切な一言に感心した。
(この道は奥が深い…)
パシャ、パシャ、パシャ
幸樹は師の言葉を守って、全体像として母親の恥ずかしい姿を撮りだした。
「ダ、ダメ…、恥ずかしい…」
「ナイスな辱しめだ。それでこそオレの弟子だ」
瑞季を後ろから抱える師は、連続するシャッター音にピクピクと反応する女体を通じて、弟子の成長を感じとっていた。
「で、新司さん、いつ弟子を持ったわけ?」
うんうんと一人満足気に頷く新司を見て、恵子は呆れるように言った。その恵子は、瑞季に密着し過ぎに少し妬いてもいたが、ある思惑からそれのことは触れなかった。
もたれ掛る瑞季の汗ばむ背中。それを密着した状態で抱きかかえる新司は、恵子の気持ちを知ってか知らずか、項から漂う牝の香りに鼻腔を刺激されて興奮していた。
手を伸ばせばそこに生乳首が在る状態で、新司が大人しくしているはずはなかった。新司は役得とばかりに、露になっていた瑞季の両乳首を後ろから回した手で弄び始めた。
「あっ…」
瑞季は突然の快感にビクンと身を震わせた。
抑えられていた新司の手が足から離れて、その反動で瑞季の足は一瞬閉じかけたが、直ぐに全開の状態に戻った。それは瑞季の自らの意思だった。
新司が瑞季の乳首に触れた途端、恵子の心は嫉妬でズキンとした。しかし、それも一瞬のこと、心に秘めた野望が嫉妬心を上回って、知らず知らずの内にニヤリと微笑んでいた。思わず出た妖しい笑みを誤魔化すために、恵子ははしゃいだ。
「きゃあ、自分でおまんこフルオープンしたわよ、瑞季さんたら恥ずかしいところをもっと見て貰いたいみたいよ」
誤魔化すためとはいえ、恵子が瑞季の意志を読み取って適切に言っていた。自分ならそう言って辱しめて貰いたいからだ。
―あたし達は恥ずかしければ恥ずかしいほど、それが女の歓びになることはわかるでしょ―
さっきはピンとこなかった瞳の言葉が、新司に乳首を弄られている今なら理解できる気がする。
新司に乳首を摘ままれた瞬間、子宮がキュンと収縮し、今まで感じたことの無いほどの快感を味わっていたからだ。
「あっ、あっ、あっ、(気持ちいい…)」
瑞季にもう迷いはなかった。自ら手を添えて、更にその部分が見やすいように開きながら、忠の持つビデオカメラに向かって、カメラ目線でそのセリフを言った。
「あ、あたしはおまんこクラブのおまんこ31号です」