カリスマ主婦による宴の前座-2
忠に身を任せ、その場に横たわった美弥子は、ふと、もう1人の愛する者、愛娘の恵子に視線を向けた。
「あら?」
下からの煽るような視線で気付いたが、よく見ると恵子の立ち姿に少し違和感があった。立ち姿の場合でも、いつでも誰かの指が受け入れられるように、基本足は開かれ気味のはずが、極端な内股の姿勢は恵子にしては凄く不自然だったのだ。
美弥子は直ぐにピンときた。
「もしかして恵子ちゃん。あたしのために残してくれてたの?」
その美弥子の言葉に、瞳はハッとなり、新司は「ほう」と感心し、忠は満足気にうんうんと頷いていた。サッパリワケのわからないのは経験不足の幸樹だけだったが、それは仕方がないことだ。わかる方がおかしい。
「えへへ、一番搾りは頑張ったお母さんに飲んで貰おうと思って。お口とおまんこの両方で、大好きな旦那様のエキスを味わってね」
自分と同じく精飲を好む母親のために、恵子は中出しされた精液が零れないように、股間に力を込めて極端な内股になっていた。
「け、恵子ちゃん…」
娘の気遣いと優しさ、それにもまして、その愛娘の人としての成長を感じて、美弥子の目にまた涙が溢れてきた。
「お、お母さん…」
母の涙を見る恵子の目にもまた、一筋の涙が零れた。その母子の涙は、見る者の心を震わす美しい涙だった。
「さ、さあ、お父さん、お母さんをイかせてあげて…」
涙混じりの恵子に促された忠は、横たわる美弥子に覆い被さった。もう前戯は不要だった。ギンギンに膨れ上がった肉棒を掴むと、美弥子の淫口に宛がいゆっくりと腰を落としていった。
ジュブジュブと淫靡な音をたて、膣内に溜まった卑猥な汁が溢れて、美弥子の尻肉を汚した。
「ああ…」
美弥子は甘い吐息を吐いて、女体の中を満たす夫の存在を感じた。
「ああ…ああん…ああん…」
美弥子は精神的にもそれを感じようとして、忠の背中に手を回してギュッとしがみ付いた。忠もそれに応えて美弥子を力強く抱き締めた。歓びと安堵の色が涙に濡れた美弥子の表情に浮かび上がった。
心も満たされ始めた美弥子は、喘ぎながら口を大きく開けた。それを待っていたように、恵子が美弥子の顔の上に跨り、ベトベトに汚れた淫口を母親の整った口へ押し付けた。
内股で堰き止められていた大量の精液が、恵子の愛液とともに美弥子の口の中に注がれていった。
「ああん、ああん、じゅる、はあ、はあ、じゅぱ、じゅぱ、ああん、ああん、じゅる、じゅるる」
「あっ、あっ、お母さん、ああっ」
女の急所を知り尽くす美弥子の舌技に、恵子は身を捩って悶えた。
父親から中出しされた精液を、母親の顔にワレメを擦り付けて舐めさせる娘。その近親相姦の究極の3Pを目の当たりにして、幸樹は我慢できずにシコシコとやり始めた。
美弥子は喘ぎながら泣き、泣きながら愛する娘の股間を舐め続けた。そんな美弥子を労わるように、忠はゆっくりゆっくりと腰を動かしていた。
その美しい親子の姿を見て、瞳は反省をしていた。
美弥子達の普段の乱交ならば、中出しされた精液は、他の女が陰部に口を付けて、お掃除クンニによって綺麗に啜り取られていた。じゅるじゅると啜り取られた精液は一端口内に溜められ、その後、口移しで中出しされた女と分かち合うのが美弥子達のマナーだった。
対象の女が2人で、且つ、同時に中出しされた場合は問題はない。女同士でシックスナインの姿勢になり、お互いの陰部に口を付け合って、同時に精飲を楽しんでいた。
今回の場合、忠が恵子に中出しした時には、瞳は時間差を考えて、新司を締め付ける名器はわざと弛めていた。
射精の時間が大幅にずれた場合は、時間の経過とともに中出しされた精液は零れてしまう。そんな時は溢れた精液は自身で掬って、自分で楽しむことはマナー上、可とされていた。
今回のような射精の時間差が短い場合、瞳が呼吸を調えるを待って、恵子は和室トイレで放尿するような姿勢で瞳の顔に跨り、中出しされた精液を与えることが常だった。そして恵子も瞳の股間に顔を埋めるのだ。
しかし、呼吸を整った後でも、恵子の精液の滴る卑猥なワレメが、自分の口を覆ってこないのを不思議に思っていた。
(うふふ、たっぷりと休息を取った忠さんの一番搾り、コクがありそうだものね。恵子ちゃんたら我慢できずに自分で舐めちゃったかな)
瞳は恵子のそんなお茶目なところも大好きだった。