宴への誘い-4
心地好い快感に身を委ねてトロンとした視線を戻すと、新司がはち切れんばかりに勃起した肉棒を握りしめ、高く突き上げられた瞳の尻に突き立てる瞬間が見えた。
大きく存在感を示した男根が、瞳の女の部分に根本まで一気に飲み込まれて見えなくなった。
「はううっ、新司のおちんちんがあああ、あああんああ、いい、いい〜、あああん」
今まで、聞いたことのない義姉の淫らな喘ぎ声と、卑猥にのけ反った女体の動きが、瑞季の神経をビリビリと刺激した。
パンパンパンと肉打つ音が響き、それに併せて瞳の悦びの声が漏れた。
「あっ、あっ、いい、いい、気持ちいい、あっ、あっ、もっと、もっとして、ああ、もっと、母さんのおまんこを犯して、ああ、あああ」
昨晩から続く性的なショックと、久しぶりに味わった心地好いアルコール。それらによって麻痺していた神経が、さすがに一線を越えるこの母子の淫らな行為に衝撃を受けて覚醒した。
間近に繰り広げられる異常な行為が、瑞季の酔いを瞬時に吹き飛ばし、そして酔いの覚めた瑞季は2人に詰め寄り叫んだ。
「ダメーッ!!2人はあたしの理想なのよ!だからそんな異常なことは止めて―――!」
しかし、愛する新司の行為を瞳が止めるわけがない。
「あうう、み、瑞季ちゃん、我が子のおちんちん、気持ちいいわあ、うっうう、これが瑞季ちゃんの理想の姿なのよ、あうう」
瞳は自分の歓びを見せつけるように、自分から腰を激しく前後させ、別の生き物のように胸を揺らしながら瑞季に言った。
「うそよ!」
「あっ、あなたも受け入れなさい、あううう、む、息子のおちんちんが、あっぁっ、あたしのおまんこにぃ、ああん、気持ちいい、あああ、新司、もっと、もっとして、ああああ」
「いやああああ」
目の前の光景に目を反らした瞬間、もう一組の親子の姿が目に入った。
「いやあああん、やああああん、お父さんのちんぽがあああ、あああん」
頭を激しく左右に振りながら、全裸の恵子が忠に組伏せられていた。一瞬、恵子が犯されていると思ったが、恵子の表情に恍惚の色が浮かんでいるのを見て驚愕した。
「あん、あん、お父さん、もっと、もっと、恵子のエッチなおまんこに突き立てて、あん、あん、ああん」
「い、いや…」
腰を振る父親の肉棒が、実の娘の淫口に出し入れされるのがモロに目に入り、背けて泳いだ瑞季の視線の先に、更に衝撃の光景が目に入った。
「ヒイイッ!」
自慰行為をする美弥子の股間を覗きこみ、幸樹が激しく肉棒を扱いていたのだ。
「はあ、はあ、幸樹くん、み、見えるかしら、こ、これがおまんこよ、はあ、はあ、あなたの大きなおちんちんが食べたくて、一杯涎を垂らしてるわ…さあ、早く食べさせて…」
知り合ったばかりの人妻の股間に興奮し、猛々しく分身を扱く息子の姿に、瑞季は久しく感じたことのない感情を覚えた。
嫉妬だ。それも今まで味わったことのないほどの強烈な感情だった。
17年間大切に育てた息子が、横に居る自分に気遣うことなく、半日前に知り合ったばかりの女に心奪われている。それも自分よりも歳上の女だ。
(あたしの幸樹が…あたしだけの幸樹が…)
瑞季にとってこれは裏切りだった。
「幸樹!何やってるのよ!そんなこと止めなさい!帰るわよ!」
瑞季は肉棒を握り、今まさに美弥子の淫口にそれを差し淹れようとした幸樹の肩を掴んで声を荒げた。
「邪魔するなっ!」
寸でのところで止められた幸樹も、瑞季以上に罵声を上げた。ここのところ毎晩憧れ求め続けた女陰だけに、幸樹の憤りは激しかった。
「ヒッ…」
今まで反抗期らしいものが無かっただけに、幸樹の予想外の罵声に瑞季はたじろいだ。
「人の楽しみを邪魔しやがって!」
「幸樹…」
瑞季の見開かれた目に涙が潤んできた。
(あらら、心が折れちゃいそうね)
美弥子は瑞季の様子を見つつ、その精神状態を読んでいた。心が折れた状態でもエロサイドに引き込めるが、それは美弥子の望むところではない。