車内自慰大会中継-3
瞳は幸樹が更に興奮するように、体の向きをクルリと返すと、幸樹の目の前、2列目シートの間に尻を突き上げて、バックスタイルで激しく股間を擦り始めた。
「ど、どう?これが叔母さんのおまんこよ」
恍惚の顔を幸樹に向けながら瞳は聞いた。
「す、凄くエロい、堪んないよ、叔母さん、触ってもいい?」
「ま、まだよ、後のお楽しみよ…、今は見るだけ…、叔母さんのお…まんこ見ながら自分で出しなさい…、はあん、はあん」
「は、はいっ、ううっ、ううう」
幸樹は叔母の言い付け通りに、自身の肉棒を更に激しく扱き始めた。
卑猥なことに特殊のアンテナを持つ美弥子は、車内の淫わい雰囲気に、スイッチが入ったようにパチリと目を覚ました。
ターミ○ーターのように状況を観察する美弥子。先ず、尻を突き上げて自慰行為をする瞳が目に入り、次に幸樹の肉棒に目を奪われた。助手席から振り返りながら股間を弄る恵子も目に入った。最後に目の前の席で眠っている瑞季を見て、状況を一瞬で把握した。
美弥子は自分の為すべきことを始めた。後部座席から窓側の瑞季の耳にできるだけ口元を寄せて、囁くように言葉を唱え始めた。
「ギンギンおちんちん…濡れ濡れおまんこ…反り返るおちんちん…グジュグジュおまんこ…美味しいおちんちん…気持ちいいおまんこ…」
繰り返す言葉が睡眠学習となり、瑞季に卑猥な変化を与えることを期待して、美弥子はその卑猥な呪文を唱え続けた。
だが美弥子の鋭い観察眼は、幸樹のマスターベーションの様子を隙なく捉えていた。そして自身も股間を弄りながら、その瞬間を待っていた。
それは直ぐに来た。
恍惚の表情を浮かべた幸樹は、右手を肉棒の前に持っていき、その準備をした。幸樹は体をビクッと震わすと、激しく迸る精液を準備した自分の手のひらで受け止めた。
ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ
その瞬間、淫らな一族が一斉に動いた。
恵子はセットしていたビデオを金具から外し、何事も無かったかのように前を向いて寝たフリをした。
美弥子は後ろから手を伸ばして、瑞季のスカートを捲り上げると、露わになった下着の上から数回ワレメを擦り、直ぐに座り直して恵子と同じように寝たフリをした。
瞳も体をクルリと反転させると、足を閉じて座席に座り、これも同様に寝たフリをした。
心と肉の絆で結ばれた一族にとっては、これくらいの連携プレイは、打ち合わせをしなくても簡単にできた。
予想以上の激しい迸りに慌てていた幸樹は、そんな一族の様子には気付かなかった。幸樹の放った白濁した液の半分以上は、手のひらに受け止め切れずに、床や座席、それも瑞季の座る座席を汚していた。
そんな状態の中、美弥子に陰部を強く擦られた瑞季は目を覚ましたのだ。
目を開ける前の一瞬、昨晩嗅いだ栗の花の匂いが鼻腔を擽り、昨日の悪夢が甦ったが、目を開けるとそれ以上の悪夢が待ち構えていた。
幸樹が勃起した肉棒を握り締め、亀頭が指す向きには白濁した精子が飛び散っている光景が目に入った。
「ヒッ!」
更に自分のスカートは捲り上がり、眠っていたことでだらしなく開いた太ももの根元に下着が見えていた。
そして大事な部分には、たった今擦られたような感触まで残っていた。
瑞季は絶句しつつも、素早く周りの状況を確認した。
新司は運転に集中し、後ろで起こったことに気付いておらず、助手席の恵子は寝息を立てている。後ろを向けば3人の親達もグッスリと眠りこんでいた。
息子の異常な行為がバレていなかったのでホッと安堵したが、自分の生足と下着を見ながら、息子が自慰行為をしていたのだ。直ぐに安堵以上のショックが瑞季の心を襲った。
「こ、幸樹!あなた自分のしてることがわかってるの!!!」
捲れ上がったスカートを整え、バッグからポケットティッシュを出しながら、声を潜めて幸樹の耳元で詰った。
天国から地獄、言葉を失ったまま、一瞬の状況の変化に対する答えと助けを求めて、幸樹は瞳に顔を向けた。しかし、瞳は一瞬だけ口の前に人差し指を立てると、瑞季にバレない内に再び狸寝入りを始めた。
呆気にとられて何も言えないまま、幸樹は瑞季から受け取ったポケットティッシュで、自分の行為の後始末を始めた。
瑞季は籠った精液の匂いを逃がすために窓を開けた。しかし、後ろで気持ちよく眠る3人に迷惑になるので窓は全開にできない。
瑞季は、鼻から激しく車内の空気を吸い込み、少しでも空気を浄化させようと努めた。
「すーっ!はーっ!すーっ!はーっ!」
心を落ち着けるために、浄化作業に専念しようとした瑞季だったが、勃起した息子の肉棒が脳裏にチラついて、ドキドキが一向に治まらなかった。
(元夫よりも大きかった…)
更に頭の中に何故か『ギンギンおちんちん…濡れ濡れおまんこ…』と、わけのわからないフレーズが繰り返され、自分の動揺の大きさを覚った。
心穏やかでない親子を他所に、自分達の成果に満足した3人は、車内に籠る芳しい匂いをアロマ代りにして、心穏やかに眠り込んだ。