淫らな一族集合-6
昨晩の幸樹は、瑞季の女体を見た興奮のまま。マスターベーションをし、手に持った瑞季の下着に射精をした。
そして昂った気持ちのまま、瑞季の寝室にそれを置いたのだが、しばらくしてトンでもないことをしてしまったと後悔していた。
(明日からどんな顔をして接したらいいんだろう)
夜中に信頼を寄せる新司から電話を受けて、海水浴に親子で誘われたことで救われた気持ちになったが、それでも、一睡もできないまま朝を迎えたのだった。
昨晩のことがあったにも関わらず、今朝の瑞季は少し余所余所しくしながらも、そのことには触れて来なかった。なので幸樹の方もドキドキしながらも普段通りに接することにした。
そうは言っても昨日の今日だ。バタバタと準備をしている間は何とか間がもったが、外に出て新司の車を待っている間は、気まずい沈黙が続いた。
新司の車に乗り込み、瑞季が眠るとようやくホッと安堵したのだった。
そんな幸樹だったが、今は違う意味のドキドキが収まらなかった。瞳の言葉に何気なく振り向いた時に、少し捲れ上がったスカートから伸びる瞳の太ももと、更にその奥がモロに見えたのだ。
(叔母さん、パンツ穿いて無い!)
一瞬のことなので確信が持てなかったが、昨日見た母親のような陰毛はそこには無かった。
幸樹の慌てぶりを見て、瞳は心の中でニンマリと微笑んだ。
これは瑞季に悟られることなく、幸樹だけを誘惑する瞳の計算だったのだ。。
瑞季を2列目右側に寝かし、同じく2列目左側の幸樹に話しかけることで、幸樹が振り返る。その時に自分の淫部が見えるように、スカートを捲り、足を開いて待機していたのだ。万一瑞季が起きても、振り返る前に足を閉じれば誤魔化すことができる。
案の定、瞳のエロトラップに掛かった幸樹は、それから何度も振り返り、さりげなく瞳の股間に視線を向け始めた。
(うふふ、見てる見てる。もう少し開いてサービスしちゃお。ほら、これが叔母さんの濡れ濡れまんこよ)
いつまでも美弥子に頼ってばかりはいられない。そろそろ自分もワンランク成長し、美弥子の手助けをするくらいにならなければと痛感していた瞳は、敢えて困難な試練に自分の身を置くことにした。
ましてや、瑞季と幸樹は自分の身内でもあるのだ。瞳は気合いを入れてガバッと股を開いた。
「ところで進学はどこにするか決めたの?」
瞳は足を開きながらも、関係の無いことを話して、しばらく幸樹の視線に気付かないふりをしていた。
(ここで水を注したらどんな顔をするのかしら)
幸樹の視線がどんどん遠慮の無いものになってきたので、瞳は少し悪戯心が沸いてきた。
「やだ、どこ見てるのよ。お母さんに言い付けるぞ」
瞳は声を潜めながら幸樹を睨むと、股間を手で覆って隠した。その手が素肌に触れた瞬間、瞳はわざとらしく驚いた表情を浮かべた。
「やだ、あたしったらさっきオシッコをした時にパンツ穿き忘れてるわ。幸樹くん、まさかあたしの変なところ見てないわよね」
(ぷっ!どうやったらパンツ穿き忘れるの〜)
瞳の悪戯に、新司と恵子は吹き出しそうになったが、必死に堪えた。
「み、見てません見てません」
幸樹は冷や汗を掻きながら、真っ直ぐ前を見つつ慌てて否定した。
「そう、ならいいのよ。あら?あなたも少し具合が悪そうね。到着までまだまだ掛かりそうだし、あなたもしばらく寝てなさいよ。そしたらあたしも幸樹くんのエッチな視線を気にしなくてもいいし」
「は、はい…」
変な負い目を感じた幸樹は、瞳の言葉をそのまま受け入れるしかなかった。
目を閉じて寝ようとしたが、女の局部を初めて目の当たりにしたのだ。ましてや叔母と言っても血の繋がりはなかった。興奮した幸樹が眠れるはずはなかった。