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【片思い 恋愛小説】

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you〜スタート〜-2

決心して一週間後―――

「今日さぁ、また生物で寝ちゃったんだよね」
いつもと変わらない帰宅途中の電車の中。
私は恵理といつものように話して笑っている。
『〜まもなく〇〇〜〇〇に到着いたします』
いつもと変わらない駅への到着のアナウンスが流れる。
『ガタン…プシュー』
駅に到着し電車のドアが開く。
賢太が来るんじゃないかと期待してドアの方を見る。

…賢太だ…

私の心臓はバクバク。

そして私にとってもっと嬉しい事が起きた。
賢太と目が合ったのだ。

私はちゃんと目を見て賢太に会釈をした。

すると…会釈を返してくれた。

私の事を賢太は覚えているか分からないけれど賢太の顔を見れたこと、目を見れたこと、会釈を返してくれたことがすごく嬉しかった。


『どうした?!ニヤけすぎてキモいよ??』
と恵理に言われたが気にせず一人幸せに浸っていた。
学校もバイトも一生懸命頑張れそうなくらい幸せ。


━━━まだあなたに話しかける勇気はないけれどいつかあなたと、今度は中学の頃のように人に協力してもらうんじゃなくて自分の力で話せるように頑張るから。
例えあなたに彼女がいようとも私の想いは変わらない。
『好き』という想いは変わらない━━━

---END---


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