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風俗群像
【その他 官能小説】

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北島美枝の話-2

 二人の男が手に光る物を持って近寄ってきたので、危ない、木刀で二人の男の手首を 叩いて光る物を落とした。ナイフであった。二人の男は手首を押さえて、これも蹲ってしまった。

 その夜、警察が事情を聞きに来た。美枝はきっちりと説明をした。木刀は猪を防ぐために何時も持っていますと答えると、実際に猪が出没するので、仕方がない、ということで問題にはならなかった。

 それでも、翌日父親は社長に謝りに行った。

「しょうがないバカ息子で、いいよ」

 と、別に気にしているようでなかった、と帰ってきて美枝達に話した。

 この事があった翌年の三月美枝は中学を卒業して、母親が働いている北兵庫水産の事業場で、浜のおばちゃん達と一緒に、水揚げされた魚の裁きをする仕事に就いた。

 美枝は身体が大きいので中学卒業したばかりの娘には見えなかった。漁師達は久しぶりに年寄りの中に若い娘が入ったと、用もないのに美枝の側に来て卑猥な言葉を並べる。美枝は真っ赤になって下を向いている。

「ただし、おまえ、美枝をからかって、見てみ、泣いているやんか、お前の腐れちんぽ、たたき切ってやろうか」

 浜のおばちゃんの使う言葉も、結構美枝には耳にしたくない言葉である。

「きねさん、あんたの言うことの方が、美枝には響くで」

「そうか、ごめんね」

 手は休むことなく動かして、口に出る言葉は美枝にとっては初めて聞く、エロ言葉の連続である。それでも二ヶ月もすると美枝は慣れっこになって、美枝自身も結構口にするようになった。

 浜の料理はうまい、毎日水揚げされたばかりの魚の中で傷物があると、それは浜で捌いて、刺身にしたり、吸い物にしたり、浜のおばちゃん達が長年引き継いできた料理をみんなで作って、昼食となる。

 母から色々と教えられていた美枝は、おばちゃん達の料理を見て更に腕を上げた。半年もすると浜の料理は美枝が切り盛りするようになっていた。若い子の方が良く動くと、おばちゃん達は任せっきりになり、漁師達も食事に参加する者が殖えてきた。毎日昼は宴会のような騒ぎである。

 浜で働いて二年目が過ぎる頃に美枝に縁談の話が舞い込んできた。相手は中三の時に峠で木刀で叩きのめした北兵庫水産の社長の息子和希である。嫌な予感がした。

 和希は一人っ子である。社長夫妻が如何に反対しても和希は美枝を嫁にしたいと両親の話には耳を貸さない。仕方がないので総務部長の山田康平を使者にして申し込みに行かせた。 

「美枝は中学を出て二年、未だ子供ですよ」

「そう言われましても美枝さんはもう立派な大人ですよ
社長も和希さんが一人っ子で、どうしても甘くおなりで、どんな条件でも飲むから是非に、とおっしゃいまして」

「いいですよ、私、お嫁に行きます。ただし条件があります」

「どのようなことですか」

「美枝、お前は・・・・・無理なことだよ」

「いいのお母さん、条件は、舟を一艘お父さんに買ってあげてください。それが条件です」

「誓約書

 北島美枝様が当竹内家へお輿入れの後、漁船一艘を北島和彦様へ差し上げますことを誓約いたします。

                竹内正之輔」   

 山田康平が、和希の父親の署名捺印の誓約書を持って美枝の許を訪れて、和希との婚約が決まった。

 和希の希望する結婚の日、まではあまり余裕がなかったが美枝は承知をした。竹内家は多数の招待客を招いて盛大な結婚式を挙げた。多くの招待客は新郎方で、その中で小さくなっていた我が家の一家が美枝は気の毒だった。

 美枝と和希の年の差は八歳、結婚初夜は式場のホテルのスイートであった。

「美枝、お前に木刀で叩かれた痕は今も残っておる。これを見てみろ」

「和希さん、そんなにお尻近づけないで」

「風呂に入るぞ、美枝も脱いですぐに来いよ」

 思ったより優しそうな人だ。美枝は着ているものを脱いで裸になり浴室に向かった。

「おっ、前も隠さずにきたか、いい根性している」

「やさしくしてよね」

「わかってる、これからお前を俺の好みの女に仕上げていく、ここへ入り」

 美枝は、こうなったら仕方がないことだ、度胸を決めて横に並んで湯に浸かった。

「美枝は未だ男を知らんな、俺が最初の男って言うわけだ。セックスってそれは気持ちがいいものだ。いいお乳をしているな・・・・・・・・気持ちがいいだろう」

 和希は思いの他美枝にやさしく接した、体中を柔らかいタッチで撫でまわされているうちに美枝の気持ちは次第に解けていって、和希が美枝を膝に抱いたときは、完全に和希の意のままの女になっていた。

「お乳可愛いね、乳房の形がいいよ」

 口に含まれて硬くなった乳頭を舌で転がされると、美枝は軽くと息をつく。和希の指が美枝の股間の茂みをかき分けて割れ目にゆっくりと侵入していくと、美枝の太腿の緊張は融けて和希の指を自然に膣に導いた。

「美枝、俺の固いのは握ってどんな感じだ」

「かたい、先のほうから何か出ている」

「そろそろ、お前のものをくれるか」

 美枝をタブに両手を付かせて背後から和希はゆっくり挿入していった。これが美枝の最初の交尾に一番抵抗がないし処女幕を破るとすれば一番苦痛が少ないと和希は数々の経験から、後背位の方法を選んだ。



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