「貴方の傍にいたい…」-2
軽く息が上がって頬をほんのり赤く染めた私の顔を見て優しい顔をしながらハルが意地悪く言う。
「やらしい顔してんなぁ。」私が言い返そうと口を開いた瞬間再び突起を摘み上げられる、「んぁぁっ」文句を言おうと意気込んだ声は喘ぎとなって消されてしまった。ハルは「あはは」と楽しそうに笑い「相変わらず感度がよろしいようで」と言いながら頭を撫でる。
「意地悪…まだ満足できてないけど?」私の必死の反撃にハルは、「そうなの?誘われたら断れないよねぇ〜」と言って胸から手を離し私を抱き上げベッドに運ぶ。
ベッドに寝かされるとハルの香りに包まれる私の大好きな優しい香り、一緒にベッドに乗るとハルは私の服を慣れた手付きでぬがしてゆくあっという間に裸にされてしまい、再び愛撫が始まって私に刺激を送りつつも自分も着ていた物を脱いでいく、肌と肌が触れて心地が良い。ハルが私の上に覆いかぶさって再び唇を重ねる。私はハルの首に腕を回し身体に熱が戻るのを感じながらキスを楽しむ。ハルの舌が私の唇から離れ、首、鎖骨と徐々に下りてゆく胸までたどり着くと突起を舐めあげる「ぁっ…」片方の手は空いている胸を優しく揉む、舐めるのを止め口に含み吸い上げられる、揉んでいる手も突起を摘みあげる私を快楽が襲う。
「あぁっ…ハ…ルト…ぁ…んっ」口も手も止まらない、私はハルの頭を掴むようにして喘ぎ声をあげる。
手だけが胸から離れ下へ下へとおりていく、ハルの手が秘部にたどり着く割れ目を指がなぞる、意識が一気に秘部に持っていかれる。だが胸で動く舌は止まらない、秘部の指が身体の中で一番敏感な部分をすり潰すように撫でた。
「あぁー…んっ、ダメ…ハル…熱、ぃ…。」
私は一層高い声を上げる。私の胸に口を付けたまま私の方に視線を向け、「何がダメなの?ここ涎れ垂らしちゃってるよ…素直になりなよ。」微笑みながら彼は言う。途端に指が私の中に滑り込む、「んぁっ…」私の身体がのけ反る、熱い…もう平常心は保てていない、ハルは指を2本に増やしゆっくり動かす。クチュクチュとやらしい音が部屋に響き私は喘ぎ、ハルにしがみつく…「あぁっゃぁ…んっん」すっと指を引き抜くと蜜塗れになったその指を私に見えるように舐めて見せた。
「さぁ、これからどうしよっか?」ニコッと笑いながら問い掛けてくる、ホントに意地悪だ。
「バカっ…気持ち良くしてよっ」真っ赤な顔で私は言う。
「偉そうに…」満面の笑みを浮かべて私の片足を高く上げ自分の肩に乗せると私の秘部に自身をあてがい一気に入れてきた。
私の身体はビクっとのけ反る、「んーっ!!」もう片方の足も肩に乗せ私に顔を近づけ「存分に気持ち良くなれよっ」と言って動き出す。抵抗もなく受け入れられたモノは容赦なく私を攻めてくる。私の声と結合部から溢れる淫らな音だけが部屋に響き渡りBGMとなる。元カレだから解るんだろう、何度も何度も肌を重ねた者同士だから…私の一番感じる部分を的確に突いてくる、私は遠退く意識の中ハルの首に必死でしがみつき涙目で言う。
「ハル…ぁっ、ダ…メ、もぉ…イッちゃ…ぅっ」
「イッちゃいなよ。」意識がはっきりしないでも優しく微笑むハルの顔が見えた。ハルの息も上がってガンガン突いてくる、「やぁぁぁっんっあっ…」私は身体が痙攣し大きくのけ反って逝ってしまった。
カーテンの隙間から朝日が差し込んでいる、ハルはまだ私を包み込むようにしてスヤスヤと眠っている。
ハルとのエッチは好き…何も不安が無い、エッチだけじゃないホントに気持ちが良い場所。どうして私はこの場所から…居心地の良いハルの腕の中から去ってしまったんだろう。本当にバカで嫌な女でごめんなさい…でももう少しだけ…
「傍にいさせて…強くなるから…もう少しだけ甘えさせて…」
眠る彼に静かに告げる、ホント嫌な女…私は泣きそうな顔でニコッと笑いまた瞼を閉じた。
END