アパートの鍵、貸します-6
シミひとつない色白のきめ細やかな肌が目に眩しい。無駄な肉の少ない体型だが、それでも
出るところはしっかり出ていてメリハリがあった。元からスタイルのよさは際立っていたが、
こうして服を脱いでみると、それがますますはっきりと分かる。
(す、すげー……)
目を閉じるとか出ていくとか、とてもじゃないがそんなことはできそうになかった。
智哉の瞼はテープでも貼られたように落ちるのを拒み、足は根でも生やしたようにその場を
離れようとしない。
「おー、さっすが麻里ちゃん。おっぱいの形もいいし、乳首もきれーなピンクじゃん」
丸い双丘をしげしげと眺めると、流は両手の人差し指を立てて先端についた突起をこりこり
弄った。
「んっ……」
恥ずかしいような、くすぐったいような、何とも色っぽい声を漏らして麻里が顔を背ける。
「こっちはどーかなー」
流はその場にあぐらで座ると、器用に足だけを動かして麻里の下半身ににじり寄った。
「あ、少し足開いてねー」
そう指示を出すと、ブラと同様の淡い黄色に揃えられたパンティーに指をかけて、羞恥心を
煽るようにゆっくりと膝の上まで下ろす。
「むんっ」
そしていきなり股に顔をねじ込むと、じゅるじゅる音を立てて麻里の陰部を舐め始めた。
「ひっ……!」
怖じけたように身をこわばらせる麻里だが、流の舌は止まらない。徐々に漏れ始めた淫水を
残さず綺麗に吸い尽くしながら、肉襞の臭いと味を堪能していく。
「へー、結構クセのある味だねー、麻里ちゃんのマ○コ。でもいいわー、これ。かなり好きな
テイスト。やっぱ蒸れて臭いがきつくなった方がいいよねー、こういうのは」
「ん、んんっ……んっ……」
グルメ評論家のような口調で感想を述べる流だが、麻里の方に言葉を返す余裕はなかった。
迫り来る興奮の前に理性を保つのが精一杯という様子で、何度も首を横に振る。
「よし、じゃあベッド行こうか」
肉びらの味をひとしきり楽しむと、流は麻里の手を引いてベッドに仰向けで寝かせた。
「ま、今日は初めてだし、フェラとかはなしかな。まずは開通と拡張に集中ってことで」
ぺらぺらと本日の予定を喋ると、麻里の上に覆いかぶさって唇に深いキスをする。
(!)
カーテンの陰で微動だにせずに事態の推移を見つめていた智哉の肩が、びくんと震えた。
見てはいけない。