ずん田もち夫、誕生-7
カヨの裸に膨らんだかと思えば、おっさんの一声で縮み上がる。
まったく、コイツはせわしない。
再び縮んだぺニスを眺めてから、おずおずと口を開く。
「す、すみません……。だけどまた萎えちゃって……」
するとおっさんは、ニヤリと黄色い歯を見せては、放心しているカヨに顎でしゃくりながら、
「カヨ、大きくしてやれ」
とだけ呟いた。
すると、彼女はトロンとした表情のまま、こちらに向かって歩いてきて、倒れこむように目の前に跪いた。
無言で俺のベルトをカチャカチャ緩めるカヨは、時折長い髪をかき上げたり、舌舐めずりをしたりと、どこか男の欲望を駆り立てるような仕草を垣間見せていて。
「う……」
ボクサーパンツまで下ろされた頃には、再び熱を持ちはじめていた。
「少し固くなってるわね」
フフ、と微笑みながら俺のぺニスをそっと握るカヨは、突き出した赤い舌をおもむろに近付けていく。
「あっ……く!」
舌が俺の先端に触れただけなのに、電流が走ったような気がした。
ナメクジが這うように、先端のみをぐるりとなぞられるだけで、一向に口に含んでくれないカヨのフェラは、くすぐったくて、じれったくて、ただ唇が白くなるまで噛み締めることしかできない。
セックスの経験があると言ったって、やはり俺はまだまだガキ。
セックスをじっくり味わうよりも、早く射精したい気持ちばかりが先走り、無意識のうちに腰が小さく動いていた。
そんな俺を見て、
「焦らないで? 時間はたっぷりあるんだから」
と、唇を離しては、その白魚のような手でぺニスをしごくだけ。
「た、頼む……。ちゃんと咥えて……」
「あら、まだダメよ。せっかくこんなカワイイ男の子とエッチできるんだから、もう少し楽しませて」
そして、また舌先だけで陰茎をなぞるのを始めたカヨ。
太股の裏を軽く爪で引っ掻いたり、膝の裏を優しく撫でたり。
カヨの優しいけれど、もどかしい愛撫が、俺を爆発させるのには時間はそうかからなかった。