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【その他 官能小説】

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ずん田もち夫、誕生-6

「ほら、潮吹く所を見てもらえ」


「あ……ああっ……。いやあああ!!」


カヨの歪んだ顔が、苦しいのか気持ちいいのかはわからない。


ただ、津田の指で激しく刺激されたヴァギナからは、勢いよく水のようなものが吹き出してくるのを見つめることしかできなかった。


「はあ……っ、はあ……」


ようやく津田の愛撫から解放されたカヨは、ソファーへ縺れるように倒れ込んだ。


カヨの太股には、吹き出した潮が流れ落ちた跡。


初めて見る、女が潮を吹く所。


AVでしか見たことがなかった非現実的な光景に、呆気に取られるだけの俺。


床や革張りのソファー、そして大理石でできた応接テーブルまでもカヨの体液で汚されたのだが、おっさんは怒ることもなく、ニヤニヤと煙草をふかしていた。


「……おい、光司」


いきなり呼び捨てにしてくるおっさんの口調は、さっきの威厳が若干和らぎ、フランクなそれに聞こえた。


ゆっくりおっさんの方を向くけど、奴は放心したカヨを見つめたまま、


「続きをやれ」


と、低い声で言った。



「え、お、俺が……?」


「決まってんだろ。ばっちり勃ってるし、問題ねえだろ」


勃起しているのがバレていたことが気恥ずかしくて思わず顔が赤くなる。


でも正直、続きをヤるにはあまりにも勇気が要りすぎる。


さっきは勢いだけで挑んだけれど、カヨにまるでガキ扱いされ、ヤクザの面々に嘲笑された手前、はいそうですかと再び彼女に覆い被さる程図太くもない。


どう動くべきか窮していると、


「……お前が断る権利なんてねえんだよ」


と、おっさんの低い声が響いた。


瞬間、ゾワリと全身に鳥肌が立つ。


さっきのフランクな口調からまた一転した、怒鳴られたわけでもない静かな声なのに、一瞬で血の気が引いたのだ。


やはりヤクザのトップに立つだけあり、こっそり覗いたおっさんの恵比寿顔は、周りのヤクザのポーカーフェイスよりも遥かに恐ろしかった。





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