絶望のKISS-4
「あっ、楽譜こっちに渡してください、しまっておきますので。」
「助かる、ありがとう!じゃー宜しく。」
合唱部での練習を終え、後片付けに入る私や部員達。
「それじゃー、お先ぃー。」
「はい!お疲れ様でーす。」
巴ちゃんに部活に入る事を勧められ、文系な私はこの合唱部に入り。
「偉いわねぇー、精が出るね。」
「あっ、早乙女先輩。」
茶髪にカールの掛かった1年上の早乙女真彩先輩。
「それ終わったら一緒に帰らない?」
「あ、良いんですか?ありがとうございます。」
スタイルも良く歌声も綺麗で滑らかで私のちょっとした憧れ。
でも、どうしてまた急に?。