放課後の秘密-7
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書庫の床にはウレタンマットが敷いてあった。なんか変だ、先生が準備したのか?
暫くすると図書室の入口が開く音がした。
やばい、書庫に来ないでくれ。青井先生なら早く服を着させてほしい。裸姿で書庫のなか、静かに様子を伺う。
「ねぇー、本郷くん、いるんでしょ~?」
やばい!同じ図書委員の有村加純の声だ!
呼び掛けに応じず静かにしていたが、僕の居場所を知ってるのか、真っ先に書庫へ来る様子。鍵もあるようで、すぐ書庫の扉は開いた。扉が開き、全裸姿を有村に見られた。
とっさに裸の僕は、マットの上にかがみこみ勃起したあれをなるべく隠す。
「きゃっ~!何、その裸~、どーしたのよ~!?」
「あっ!見んなよ、あっちへ行けてか、図書室の床に服、散らばってない?青井先生に無理矢理脱がされたから、服、とってきてよ。」
有村はかなりビックリして、手で顔を覆いながらも、僕の裸を見つめていた。
「なんか床に、服、落ちてたし、変な感じしたんだ。あっ、私、青井先生が、本郷くんが書庫にいるから様子見て来なとか言うし、私も図書委員だから、なんか本の整理頼まれたのかな~て思い。先生が書庫の鍵を渡してきたとき、笑ってたからなんか変な感じだったんだー。」
「早く、服、持ってきて、手の紐外してよ。」