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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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調教士として(13)-1

 朝だ‥‥。
 あなたは、やわらかいものが顔中、そして首筋にも当てられるのを感じて、目を覚ました。オイオでと同じく、あなたのために用意された特製の大型ベッドだった。
 目を開くと、六つの生おっぱいがあなたの頭を囲んでいた。左からジェニファーという女軍人、リリア・ミアヘレナ、そしてナディーカ姫だった。三人とも半裸トップレス――というより、パンティ一枚しか着用は許されていない。
「ほら、おまえらのいやらしいおっぱいを、ご主人さまにいただいてもらうんだ」
 ナディーカ姫――ナディーカ・クセルクセスの背後から、少女の厳しい声が飛んだ。姫は後ろ手に縛られ、そのミドリに手綱を握られている。リリアは両手を自由にされていたが、女軍人ジェニファーはやはり、ルリアに手綱を握られている。ジャニスさんは、皆の後ろで、朝のお茶の用意をしていた。
 あなたとしてはやはり、リリアのPカップ魔乳が気にかかるところだが、ミドリとルリアが差し出している女軍人ジェニファーとナディーカ姫のおっぱいも、かまわなくてはならない。
「こいつらをよく調教して、おとなしくさせないと――」
と、ミドリにも言われていた。
 あなたは、その通りにした。美少女ナディーカはしくしく泣きながら、女軍人ジェニファーは悔しそうに、あなたの朝のおっぱいモミモミを受けた。特にジェニファーの乳は、カップこそLカップだそうだが、ボリュームたっぷりな上に適度な固さもあり、揉みでがあった。
「はうっ‥‥はっ、はおおっ」
「ふゃん‥‥ひゃん‥‥やああああん」
 ナディーカ姫の乳は、この世界では小ぶりだった。小柄で、体つきも華奢、ということもあるが‥‥。
  “ザ・パーフェクト”メイド、リリア・ミアヘレナは、長い睫毛を悲しそうに伏せながらも、そのぷにゅぷにゅとやわらかい、充分に顔が埋まり窒息しそうな超乳を、最後にあなたの顔に乗せるように持ってきた。そして、あなたが舌を使うたび、
「ああン、あン、ンああぁん‥‥」
と、甘い声で鳴く。そしてあなたが、乳房ごと大きくかぶりついて思いきって吸い伸ばすたび、
「あああっ。おっぱいをそんなふうにぃっ‥‥!」
と悶えるのだった。
 朝からちょっと乱暴な気もするが、これはわがまま姫ナディーカ・クセルクセスちゃんと、強面の軍人ジェニファー・プラスケットへの、見せしめでもあるのだ。
「同情心を起こすな。コンジャンクションで負けた以上、敗者であるあいつらの(ミドリはそういう言い方をする)おっぱいは――カラダは、調教期間中、法的にもおまえのものなんだ。それをあいつらに叩きこんでやるんだ。二度と、木星圏を支配しようなんていう気を起こさせないために」
と、ミドリも言っていた。
 とはいえ、使われていたにすぎない彼女リリアを、オイオ星を苦しめてきた主犯や共犯と同じく奴隷のままにしておくのは、やっぱり気の毒にも思った。ルリアは、ジェニファー・プラスケットの手綱を握りながら、実妹とそんなあなたとを、静かに見較べていた‥‥。
 コンジャンクションから、二日が経過していた。今日は、このスガーニーの三人の身体測定の日だった。

 コンジャンクションは、あなた方オイオの勝利となっていた。投票傾向は、あのときからオイオに優勢となり、遂には逆転し、そのままエンディングを迎えたのだった。
 胸合わせが、その逆転劇の決定打となった。おそらくは初めて見るその映像は、木星圏中に衝撃と感銘を与え、あなた方オイオ星チームの勝利へと投票をさせたのだった。
 オイオで、胸合わせの練習をしてきたことが、功を奏した。あれから、さらに繰り返し行なっていた。ジャニスさん発案のこの行為プレイ、あの頃はルリアひとりの出場と考えていたこともあって、ミドリは半信半疑のようだったが、最後のほうには自ら望んで加わるようになっていたのだ。

 取り決め通り、敗者側は国璽押印を、あらかじめ定めた人間がパンティ一枚の姿で行なうことになった。
 折衝の間‥‥。スガーニーを統べる、そしてこの木星圏せかいの実質的な最高権力者である高貴で可憐なナディーカ・ゲフィオニア・クセルクセス姫は、可愛らしいピンクのパンティ一枚きりの姿で、壇上に現れた。何基もの追尾カメラが、すかさずボディの各所を狙う。向こうスガーニーが図った通り、木星系中にこのみじめな姿を放映し、勝敗をはっきりわからせる、これは儀式なのだ。
 世の中を知らない、何不自由なく育ったワガママお姫さまだから、てっきり泣き出すかと思ったが、それはなかった。とはいえ、そんな恥辱の姿は初体験だったらしく、羞恥で真っ赤になり、ながい睫毛の目には、うっすら涙がにじんでいた。
しかし、そんなものにほだされてはいけない。こいつは親玉なのだ。ジャニスさんを、ミドリを、ルリアを――この世界の住人たちを苦しめてきた――これまでの労苦を思い出せ。
 傍らのミドリは、ざまあみろという感じで腕組みして眺めている。勝者側代表の署名を終えて戻ってきたルリアは、なぜか複雑な表情をしていた。ジャニスさんはなんだか、興味津々といった様子だ。勝敗よりも、目の前の美少女の裸身そのものに――。
 ナディーカ・クセルクセスは、この世界ではさほど目立つものではないが、やはり豊かなバストの持ち主であることには相違ない。その小柄な巨乳美少女は、後ろ手に縛られたパンティ一枚の姿で、少しでもおっぱいを隠そうとでもいうように、長い金の髪を小さく左右に振りながら出てきた。
 しかし、そんな小細工で隠せるものではない。なんでもKカップだというその美巨乳は、少女の思惑に反するが如く、頭を振るたび、また一歩を踏むたび、ふるふると淫猥に揺れ、その存在感を誇示していた。


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