一生懸命-2
二人がトイレの前で会話をしている時に電灯が点灯した。
「良かった、停電終わったみたい。」菜穂子の目の前に、膝までパンツを下げ、包皮のかぶった元気なおちんちんを出した一秋がいた。
「あらあら、本当に硬くなってるね。困ったねー。お風呂場でおしっこしちゃえば、そのままお風呂に入りなさいよ。」まるで皮付きウインナーの様なおちんちんだが、よく見ると数本の陰毛が生え始めていた。菜穂子はバスタオルを用意して一秋を風呂に入らせ、布団の支度をした。
「かずちゃん、ごめんね、急だったからお客さん用のお布団干してなくて、おじさんの布団じゃ嫌でしょうから、おばさんのお布団でいい?」風呂から上がった一秋を寝室に呼んだ。
「また停電すると嫌だから、おばさんもお風呂入っちゃうね。先に寝ちゃってて。」菜穂子は風呂に入る。
30分位だろうか?時が過ぎ、菜穂子が風呂から上がり、寝ている一秋を起こさぬ様にそーっと寝室の前に行くと、布団の上に座り顔を真っ赤にして部屋の隅にあったエロ雑誌を広げた一秋を見た。『しまった!』菜穂子はそのまま部屋を素通りする、わざと音を立てて隣の部屋からパジャマを持って来た。『まいったなー、いやー、いきなりあんな雑誌見て大丈夫?』Tシャツで寝ようと思っていたが、パジャマを着た。寝室に戻ると寝たふりををする一秋がいた。電気を消し布団に入る、隣を見ると一秋は背を向け大きく飲み込む様に呼吸をしていた。
『困ったな?』菜穂子は様子をうかがった。しかし一秋の呼吸は大きいまま息を飲み込んでいる。しかたなく一秋の頭を撫でた。
「どーしたの?驚いたのね?急にエッチの事を知ったらビックリするよね。大丈夫?」固まる一秋に優しく聞いた。じっとして大きく呼吸する一秋の布団に移り軽く抱きしめた。
「心配しないの。いつかは知る事だったんだから、大丈夫よ。」何度も頭を撫でながら一秋を振り向かせた。向き合い優しく笑って、頭を撫で続ける。
「ショックだった?ドキドキしちゃうよね?」一秋を見つめる。
「・・」一秋は頷いた。
「そうかそうか。ショックだよね。」そう言って一秋の足に自ら足を絡めた。
「おちんちんがどうして大きくなるのか、なんとなく解ったんだ?変な気持ちでしょ?」一秋の右足を両足の太ももで挟む。安心させようとした。
「うん。」ようやく声が出た。
「また硬くなっちゃったんだ?」
「うん。」
「どれどれ。」パンツの上から軽く触った。
「・・」
「本当だ、カチカチになってる。可哀想に。心臓もドキドキ言ってる。」手を離し両足で一秋の足を強く締め付けた。
「ふぅーぅん。」一秋は切ない声を出した。
「寝れないよね?複雑な気持ちよね。困ったなー。」抱きかかえる様にして頭を撫でた。
「ひゅ〜ん。」呼吸が音を立てる。
「うんうん。」菜穂子は一秋のパンツに手を乗せた。
「んぅ〜。」苦しそうな息をした。
「いい子いい子寝なさい。落ち着いて。」おちんちんに手を当て軽くトントンとした。
「・・」
「・・」
「・・」一秋の息がだんだんと整う。
「・・」菜穂子は何度もトントンとした。
「・・」
「・・」
「・っん。・・あぁ〜っ・う〜ん・。」菜穂子に抱きしめられながら、突然一秋は得体の知れない快感を感じた。
「あーっ、出ちゃったのね。大丈夫よ。」菜穂子は脈を感じると同時に一秋のおちんちんをパンツの上から軽く握った。パンツが湿り始めるのを感じる。ゆっくり身体を起こしティッシュをとった。優しく拭き取り一秋を抱きしめた。
「おばさん」一秋は不安そうな顔をした。
「平気よ、心配しなくていいから。誰にも言わないから。気持ち良かったでしょ?」
「・・」一秋が頷く。
「そう、良かったじゃない。もう寝ちゃいなさい。おやすみ」
「おやすみなさい。」一秋は眠りについた。
『いやいや、参ったなー、かずちゃんの精通手伝っちゃった。こんなウインナーでも射精しちゃうんだ・・・』しばらくして一秋が寝付いてから、布団に戻り色々と考えているうちに菜穂子も眠りに就いていた。
翌朝、台風一過の晴天に旦那が帰って来た。すれ違う様に一秋も両親が迎えに来て家に戻った。台風の影響で3時限目からの登校となって、一秋が学校に向かう時、菜穂子は旦那と激しい性交をしていた。
それから菜穂子は一秋が余所余所しくなったのを感じた。そして、一秋は庭でおしっこをしなくなった。