nipple-1
〜nipple〜2-1
部屋の灯り…。
また勝手に人の部屋入ってDVD鑑賞か。部屋の灯りで、幼馴染の雅が来ているとすぐわかる。
自分の家に帰って1人で観ればいいものを、毎度俺の部屋で全く面白くもない純愛DVD鑑賞。
自分の恋愛とはかけ離れ過ぎて、共感を持つことがない。
女が求めている優しい王子に、まず俺は当てはまらない。
灯りのついた部屋に違和感もなく入る。
「人の部屋に勝手に入っちゃいけませんよ〜。」
「今さら無理です。」
「いくら幼馴染でも、彼女が一緒だったらマズイでしょ?」
「連れて来たことないぢゃん。それに別れたばっかでしょ。」
「雅がいたら連れて来たくても、連れて来れないとは考えない?」
「わかった。私が彼女になれば問題ないでしょ?来るもの拒まずの陽なら、断らないよね?好きだよ。」
「…は?」
あまりにも色気のない告白。
俺の前で服を脱ぎはじめ、悪ふざけにも程がある。
そこでキレた…。
あれから数日、雅とは会っていない。
ライブの打ち上げを終え帰宅した。
「あんたね!雅ちゃん待たせて、こんな時間に帰って来るんじゃないよ!」
母親の第一声がコレだ。
待たせてもなにも、約束もしてなければ何も聞いていない。
「来るならメールくらい入れないとだめでしょ?」
「今までそんなメールしたことないよ?」
「それはただの幼馴染だったから。彼女なんだろ?早く帰らないと、おばさんが心配するから送ってく。」
「泊まるって言っちゃった。」
互いの両親が幼馴染で、自然に俺と雅も幼馴染になった為、そこら辺が大分ゆるい…。
男とか女とか、お構いなしかよ。
「今日友達が陽のバンドの話してた。最近人気なんだね?陽に会いたいって騒いでたよ。」
人のベッドを占領しゴロゴロと、そんなことを言う雅。
そうゆうことか…
アクセサリー感覚で近寄って来る奴は、たくさんいた。
所詮、雅も幼馴染であっても同じだ。
「それで俺にその子と会って欲しいの?」
「え?なんで?やだよ。」
…は?
何の為に付き合って、その話したんだよ?
「雅はさ、なんで俺が好きなわけ?」
「どこって言われても…気づいたら好きだったから。」
もうちょっと恥じらいながら答えくれれば、信じれたのかもしれない。
「そう。彼女が彼氏の部屋に泊まるって、どーゆーことかわかってる?」
雅の上に跨り問い詰める。
「酒くさい。」
「おまえね…。」
どんな顔して言ってるのか、自覚してない?それとも計算?
まだ雅とキスはしていない。
キスをすれば逃げた後に、顔を合わせずらくするだけだ。
身体だけなら感情とは関係無しに、きっと割り切れる。
次こそ逃げればいい。
「まだみんな起きてるから、声出すなよ。」
ショーツだけを残し、手錠とアイマスクだけをつけさせ、ベッドに座らせた。
乳首に爪を立てると痛みから、腰を捩らせている。
「…っ……。」
「こんなことされても好きなわけ?それともこうされるのが、好きなだけか?」
「陽が好きだからっ…。」
「ふーん。また腫れちゃうね。」
乳首を噛み、歯ぎしりをしながら、引っ張りあげていく。
乳首の根元には、くっきりと歯型がついている。
「…うっ…っ。」
反対側へと唇を移動させると、身体を硬直させ構えているのがわかった。
噛まずに口に含み舌先で転がすと、すぐに硬く勃起する。
「…っ…んっ…。」
声を出さぬよう吐息を漏らしている。油断させたところで一気に噛んだ。
「んんっ……。」
あっという間に2つの乳首は赤く腫れあがり、歯型までもくっきり残している。