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原点
【アイドル/芸能人 官能小説】

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香織-2

僕は、香織に何もしていない。
香織が一方的にフェラチオをし、僕は触ってもいないし、舐めてもいないから香織のあそこがどんな状態か知る由もないのだが、前回のセックスの際にとても濡れやすい体質だということは知っているので、今頃、溢れる愛液でぐしゃぐしゃなのだろう。

「もう、入れても良い?」
香織が、僕に言うというより、自分の気持ちを確かめるように囁いた。
ホテルに入って、まだ15分も経っていない。
香織は、僕に会う前から、ずっと濡れていたに違いない。
それほどまでに、前回のセックスが衝撃的だったということだ。
今日にしたって、しつこいほどのメールに、「仕方ないか」という気分で「今夜会おうか?」という返信を送ったら、「本当に?! 嬉しい!」と、こちらが恥ずかしくなるほどに素直なメールが返ってきた。
僕にしてみれば、「定番」のセックスフレンドの一人との予定が、その相手がインフルエンザにかかってしまったせいで、突然空いたスケジュールを充てただけなのだが。
「部屋で寝ているから、襲ってもいいよ〜」などと、セックスフレンドかメールがあったが、インフルエンザを移されるより、さほど興味もないが。香織のほうがまだましだ。



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