発情期-4
〜発情期〜5-4
シン「おはよー。コレ二日酔いだな。」
椿「おはよ。シン兄ちゃんずっとコタツで寝てたの?」
シン「そうだよ。いつの間にか落ちたみたい。蓮はどこいった?」
椿「起きたら居なかったよ。なんかお母さんの買い物付き合わされてるって。」
シン「そっか。親父さんに声かえて、俺はそろそろ帰るけど、椿達も気をつけて帰れよ。あ!良いお年を!!」
椿「うん。良いお年を!」
(…全然普通だった。でも蓮がわざわざ、実家でそんなことする訳無いよね?)
シンを見送り、家族4人でおせちを食べ、明るいうちに帰宅することになったのだ。
「なんか、あっという間だったな。」
「結局いつもみたいにすぐ寝ちゃった。明日からまた仕事かぁー。」
「でもドライブデート出来ていーぢゃん!」
サラッと弟の顔から、男の顔になる蓮に、未だに慣れず、嬉しいのに焦ってしまう。
自身の緊張が伝わるのが恥ずかしく、姉の顔をし、隠してしまうだけなのである。
「蓮さ、昨日どこで寝てたの?」
「風呂入って、適当に雑魚寝してたけど?」
「…そっか。昨日シン兄ちゃんコタツで寝てたよね?」
(…バレてる?つか勘違いしてるな。)
「椿の隣に居たの俺だけど?」
「えっ?!」
「シン兄ちゃんイビキかいて爆睡してたから…つい。ごめん。」
「…シン兄ちゃんかと思って、すごい不安になっちゃってたんだから。蓮のバカ!」
「…ごめん。でも、椿いつもはぐらかすから暴走したっつーか…。」
「したくない訳じゃなくて……。
……生理だったから。////」
(…すげぇー1人グルグルしてたのに、まさかそれが原因?俺マジだせぇー…。)
「昨日のじゃ足りねーよ!」
「…なんて言っていいか、わかんない。」
「好きだから触りたい。」
「…うん///」
姉の顔を崩し、恋人らしくなる。
(…あーあ。この椿のギャップがツボなんだよな…。)
〜To be continued〜