発情期-2
〜発情期〜5-2
「おばさん、こんばんわ。これ、酒持ってきたよ!」
母「わざわざ、ありがとね!適当上がって!今日珍しく2人とも帰ってきてるのよ。あっちにみんないるから、ゆっくりしておいで。」
シン「おっ!蓮もいるんすね。お邪魔しまーす。」
親父「シン来たな。今日は飲むから付き合えよー!」
シン「お邪魔します!そういって毎年、俺すぐ潰されるんですけどね…笑
椿も蓮も久々だな!蓮はすっかり男前になってんな。モテんだろ?」
蓮「シン兄ちゃんよりはモテるよ。」
シン「椿ー!相変わらず、こいつは俺をいじめるぞ。可愛いーのはお前だけだよ!」
シンは小さい時から、懐いてくる椿を昔から可愛がっていたのだ。
そう言いながら、椿の頭をくしゃくしゃにする。
椿「久しぶりだね///」
シン「少し見ない間に綺麗なったな。」
椿「もう止めてよ!これでも20才になったんだから。」
シン「いつも頭くらい撫でてるだろ!照れるなよ?」
椿「そろそろご飯とかお酒運んでくるね。」
蓮「・・・。」
満更でもない顔をして料理とお酒運ぶ椿。
みんなでコタツに入り、紅白を見ながら楽しく宴会が始まる。
父「あー今年も白が勝ったかー!」
シン「賭けは俺の勝ちっすね〜!」
たわいもない会話しながら、お酒を飲み、年明けのカウントダウン。
その頃には、いい感じにみんなお酒に酔い、あっけなく潰れ、寝てしまうのだ。
母「お父さん!寝るなら寝室行ってちょーだい!ほら!早く!」
こんな感じで母に起こされ、毎年フラフラとしながら寝室に入っていくのだ。
母「そろそろ私も寝るけど、シンちゃんはそのまま寝かせてあげなさい!おやすみ。」
蓮「おう。」
居間のコタツには3人残され、椿も爆睡してしまっているのだ。
椿と蓮の反対側にはシンが寝ている。
(…ま、いっか。俺もここで寝れば。)
密着することはないが、そのまま椿の隣で横になる蓮。
(…シン兄ちゃんイビキうるさ。寝れねー…)
何度も寝返りを繰り返し、シンのイビキで、なかなか眠りにつけないのだ。
椿の眠っている後姿が目に止まり、首筋とうなじに悶々としていく蓮。
(…まぁ実家だから仕方ねーけど、無防備とゆうか何とゆうか…。)
シンがイビキをかいて、寝てるのをいいことに、我慢できず手を伸ばしていく。
日頃の我慢もあり、このシチュエーションが、さらに蓮を興奮させていたのだ。