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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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調教士として(10)-1

(アンダーはミドリと大差なく見えるのに‥‥。いや‥‥――!)
 結論を出すには、正確を期さねばならない。こちらを先にすればよかったと後悔しながら、あなたはメジャーを下に滑らせるようにして、それも測りにいった。やわらかく、どこから溢れてくるのだというようなボリュームの乳肉の下へ‥‥。
 そのサイズは、小柄なミドリすらわずかだが下回る、六五・〇センチだった。つまり‥‥。
「Pカップ‥‥」
 それらの数値は、美少女がすでにその領域に達していることを、はっきりと示していた。オイオで得たあなたの予感は、間違いなかったのだ。彼女もあなたの言葉を理解したのだろう。メジャーを外したあなたを振り返り、涼しげな、そしてどこか淋しげな目で、あなたを振り返った。
「まあ、そんな――。自分ながら、いやらしいですわ‥‥」
 そして彼女は、いま計測された自分のおっぱいを捧げ持つようにして、あなたに頼むのだった。
「リリアのこのいやらしいおっぱいを、思いきり苛めてください‥‥。ぎゅううーっ!‥‥っと、音が出るくらいに、いっぱい絞ってください――」
 あなたは、ごくりと唾を飲んだ。

 スリーサイズの測定の後、あなたはいきなり揉みに入らずに、四つん這い歩きを命じていた。もちろん、パンティを脱いでだ。彼女は素直に応じた。残念ながら台はなく、床の上でとなったが(卓があり、歩きはさせず、四つん這いのポーズのみをその上でさせるというのも考えたが、乳揺れ効果がないのでやめた)。オイオでの調教と同じように、追尾カメラがキコキコとその模様を丹念に追ってゆく。美巨乳も、局所も。
 この撮影と放映はスガーニーのためにもなると、あのナディーカ姫は踏んでいるようだ。それが、機械の余念のない動きに現れている。目に入るところにコンソールの類はない。追尾カメラ自体はオイオのものと特別な性能差はないように思われたが、どこか別の場所で操作するシステムを確立しているか、あるいは完全に自動操縦できるようになっているのかもしれなかった。
 リリア・ミアヘレナは、美しい横顔に長い髪がかからないようにしながら、進んでゆく。そのおっぱいの先端、つまり恥ずかしい双蕾は、さすがに腕を伸ばしているから床面にぶつかるということはない。が、上から見ているので正確ではないものの、前腕の位置にまでは簡単に届いており、前後する腕の角度によっては手首の上の辺りの高さにまでも達しているような気がした。それだけの乳肉がふるふると、いやユッサユッサと重たげに、しかしどこか軽やかに、両腕の間で揺れていた。その動きは、彼女のおっぱいのやわらかさを示していた。それは、あなたがこれまで見たことのない――地球上の元の生活に戻ればおそらくこれからも、つまり一生涯を通じて生で見ることなど叶わないであろう――あまりにも淫靡に時を刻む、美巨乳の振り子であった。
 溶液は使えない。両の乳肉同士が触れ合う面積といい、あの挙動といい、使えばかなりの効果を発することは、間違いないように思えた。ちょっと押せばすぐに床につくだろうから、それだけで彼女を鳴かせられるだろうし、上に重しでも乗せてやれば、彼女は美しい眉をきゅっとしかめ、
「ああっ、だめっ。これを取ってくださいっ‥‥」
と哀願しながら細い腕で踏ん張りつつ、結局は耐えきれず床面に敏感になっている桜蕾たちが触れてしまい、その快感で、
「あうっ! ああふうううン!」
とでも鳴きつつ崩れ落ち、やはり敏感になっているそのやわらか美巨乳全体と床とでさらに感じさせてしまう――性感帯と化している表面積も半端ではない――ということもできそうだった。だから残念ではあったが、いまは致し方なかった。彼女に未知の快楽を教えてあげるためにも、コンジャンクションに勝っておっぱい奴隷にし、溶液塗付での四つん這い歩きをさせてあげたくなった。
 それが終わると、次はモミモミだった。吊るすことは、迷った。しかし、ずっとそうやってきたので、懸架なしでのそのプレイは、あなたは自信がなかった。自分に点数がつかなければ、それも試みるのだが――幸い、念のためリリア・ミアヘレナに尋ねると、
「こちらからお願いしようと、思っていたところです‥‥」
と、素直に応じてくれた。
「わたしのカラダはいやらしいのです――だから“縛って”ほしいのです、と‥‥」
 彼女は本当に、助かった、という表情を見せた。また、パンティは穿いていていい、と言ったときに見せた一瞬見せた感謝の表情は、あなたを救うものだった。
 吊るされるのに抵抗がないのは、おそらく黒調教士にもそうされた――あなたは写真を思い出した――からだろうと思い当たったが、その推測はあなたを複雑な思いにもさせた。また、懸架装置があることは、プレイ面ではもちろんあなたの助けにもなるが、しかし、これは逐一撮影され、放映されて評価を受けるということも考えねばならなかった。女体を吊るすのに特別な道具に頼らないほうがみだらだとする向きもあるかもしれないし、それで楽をしていると見られ、評価が下がってしまうかもしれなかった。


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