愛人は人妻、そしてその娘が・・・-6
7.
ベッドに二人並んで腰を掛けた。
真一が梨花の肩に腕を回し、唇を寄せた。
梨花は、目を瞑ったまま軽く口をあけた。
「初キッスだね」
そういえば、今まで毎日のように顔を合わせていながら、キッスをしたこともなかった。
「私を、妹みたいに思っているんじゃないかって心配してたの」
「中学生ころまではそうだったな。でも高校生になると急に大人っぽくなって、勉強教えていてもドキドキしてたんだよ」
「そんなら、キスぐらいしてくれてもよかったのに」
真一が梨花のブラウスのボタンに手を掛けた。
「自分でやります」
梨花は後ろを向いて、ブラウスを脱いだ。
真一も、手早く裸になると、ベッドに上がった。
梨花は、パンティ一つで、ベッドに入ってきた。
抱き寄せた梨花の胸に手を被せ、唇を吸った。
梨花は、口を緩めたままじっとしている。どうしていいのか分からないようだ。
上唇を吸い、下唇を吸い、舌を吸った。
揉んでいた乳房の、乳首を吸い込んだ。
指先を押し戻す弾力、弛みのないみっちり張った乳房が、若さを象徴している。
舌で乳首を嬲りながら、裾野から揉み上げていく。
梨花は、何も感じないのか、目を瞑ったまま動かない。
パンティに指を掛けて引き降ろした。足の親指を使って、足首から外す。
さすがに娘盛りの腰は、しっかりと肉が付いて、太腿がはち切れそうだ。
僅かにピンクを含んだ20歳の白い肌は、明かりを落とした部屋の光を反射して、艶々と輝いている。
恥毛は母親に似て濃い目で、股間をしっかりと覆っている。
想いおこせば、真一が梨花の母親の真世と始めて交わったとき、何も知らぬ真一に、真世は自分の秘部をさらけ出して見せてくれた。
お小根から空割れ、膣口を縁取る花びらと、それを囲む剥れ上がった土手。今も鮮明に目に浮かぶ。
今は、その娘の梨花が、股を開いて真一の眼前に、サーモン・ピンクの全てをさらけ出している。
指を伸ばして、毛を掻き分け、クリトリスを探る。
さらに指を伸ばしてみるが、愛液のヌメリは少ない。まだ、性に十分目覚めていないのか?
恐らく、恋と愛の区別も付いていないのだろう。
中学生の頃の、三つ編みのお下げに結った梨花を思い浮かべる。あれから、まだ5年しか経っていないのだ。
純真無垢な乙女の肉体を、自分の成すがままに任せている梨花の心情を思うと、真一の胸に愛しさが切なく込み上げてくる。
「梨花、愛しているよ」
感傷に浸る真一のハートをよそに、成熟した男の肉体は、目前に迫った営みを待ちかねて、その男根をキリキリト怒張させている。
鈴口からは、既に先走り液が亀頭を濡らし、気を入れると、コブラのように頭を振りかざす。