声に惹かれゆく-5
〜声に惹かれゆく〜5
んっ…ぷちゅ…ちゅ
蓮の舌の動きに遠慮がちに、舌を小さく動かす椿がいた。
(…やば。止めれねー…)
ワンピースの裾から、ゆっくりと腰、お腹、上へと優しく撫でていく…
「あれ?結局ブラしたんだ?」
「うるさい…」
顔をそむけ口調はいつも通りなのに、耳を赤くし頬を紅潮させている椿に、興奮してたまらない。
ブラの上から優しく指先で、ふにふにと膨らみを確かめた。サッとホックを外し、撫でたり、自らの手で形を変え感触を楽しんでいく…
ピク…
「椿、なんでこんなにコリコリさせてんの?今触ったばっかなのにな。」
両手で突起を捏ねくりまわし、ピシっと指先で弾く。
「っ…んっっ…」
「意地悪しないでよ…」
吐息混じりの言葉が返ってきた。
「ほら手あげて…」
「恥ずかしいからあんま見ないで…。」
素早くワンピースとブラをたくし上げ、ソファーの下に落とした。
「だーめ。ほらこんなビンビンになって赤くなってる。見せて…」
唇で膨らみの感触を味わい、指先は反対側をコリコリする。
「はぁ…はぁ…んっ…」
中心に触れそうで触れない唇に、もどかしさから腰が動きはじめている。
「はぁ…んっ…」
中心を避けるように舌先を固くし螺旋を描いてゆく。
ピンピンに充血しているソコは痛みにすら感じられるであろう。
焦らしに焦らして、中心を捉え甘噛みする。
吐息ではない…昨日の夜、扉の向こう側で聞いた甘い声が響きはじめたのである。
「あっぁあん…んぁ…」
執行に愛撫していく。
お尻を撫で、太ももへと降りてゆき、内側へ手を伸ばしたその時“…ハッ…”と意識的に太ももに力が入ったのがわかった。
(…相手は弟の蓮。なのに…すごく濡れてしまっている。触られたらバレちゃう…)
そんな椿を見抜き、唇を下へ…下へ…太ももへとキスを落としてゆく。
「椿…」
聴き心地のよい優しい声に促され力を抜いたのである。
内側に入り込み、ショーツラインにまでもキスをする蓮…
ショーツのクロッチ部分にはクッキリと染みができ、中心は“ぷっくり”と膨れている。
そこからは今までの椿から想像がつかない程、女の匂いが鼻を刺激した。
さらに蓮を興奮させる材料でしかないのである。