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社員旅行で部下のパンティを……
【フェチ/マニア 官能小説】

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思いつき-2


 だが、社員旅行に来て、私はあることを思いついた。

 昨夜の宴会でのことだ。
「部長、わたしにもお酌させて下さい!」
 と、藤崎君がお酌に来てくれた。
 私の会社は従業員五十人くらいの中小企業で社風はわりとアットホーム。宴がたけなわになるとカラオケや一発芸大会が始まり、若手社員はお酌をしてまわる。

 旅館の浴衣を着ている藤崎君は実に色っぽかった。
 髪を後ろで束ね、化粧はほとんどしていない。ビール瓶を持つ手は長くて繊細で、力を入れたら簡単に折れてしまいそうだった。

 これが社員旅行でなく、ふたりきりの個人旅行だったらと妄想してしまう。
 こうして差しつ差されつで酒を飲み、夜が深くなれば布団に入り、浴衣の帯を解く。そして彼女の繊細な指で大きくなった肉棒を擦られたら……。
 勃起しそうになって慌てて堪えた。

「部長、どうされました?」
「いや、別に」
 彼女は健全そのもので、男の邪心などにはまったく気づいていないようだ。
「今夜、わたしたちの部屋で怪談大会をやるんです。部長もよかったら来て下さい」
「怪談大会?」
「もしかして怖いのは苦手ですか?」
 藤崎君は探るような、いたずらっ子のような目を向けた。
「そんなことはないけど」
 私は苦笑する。
 こういうのは若い者どうしがやるから盛り上がるのであって、上司がいたら気を遣って台無しになってしまう。
「307号室ですからね。待ってますよ」
 藤崎君は可愛く念を押して立ち上がった。
 社交辞令だと知りながらも彼女が言うとそうでなく感じてしまうのは、その人柄のせいだろうか。「307号室ですからね。待ってますよ」という言葉も捉えようによっては意味深に聞こえてしまう。

 すると、その時、あるものが目に入った。
 立ち上がった時に見えた藤崎君のお尻。
 その尻の浴衣越しにくっきりとパンティラインが浮かんだのだ。
 全体的にやせて見える藤崎君だが、お尻だけは豊かで、斜めに走るふたつのラインが鮮やかに浮かび上がっていた。

 ……藤崎君のパンティ! 藤崎君のパンティだ!

 思わず唾を飲み込む。
 浴衣の布一枚を隔てた所にある魅惑の存在に興奮してしまう。
 何となくお尻の芳香が漂ってくるようにも感じる。



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