第3章 受精-1
悦子との生活が始まった。
悦子は俺を言葉通り下僕として扱った。食事の支度から、シャワーの付き添い、身体のケアはもちろん、下着の着替えまで、生活の全てを俺に手伝わせ、華族の生活を満喫しようとしていた。
女の家に転がり込み、女の機嫌を取りながら生きてきた俺には悦子の求めが手に取るように分かった。俺は悦子の求める全ての奉仕を惜しみなく与え、夜は濃厚なセックスで悦子を満足させた。そんな俺に悦子はご満悦だった。
悦子は数日後から思いついたように他の男達との関係を清算しはじめた。
「ええ、もう終わりにしたいの。そうよ、もう、会えないの・・・電話もダメ・・・しつこいわよ!・・・もう、切るわ・・・話しはこれでお終い。さようなら」
「強引だな?」
「その方が良いのよ。あの男はしつこいの。今頃、車を飛ばしてこの家に向かっているはずよ」
「おいおい!」
「あなた強いのでしょう?潤から聞いたわよ。後はあなたに任せるわ。後腐れなく、始末してちょうだい」
相変わらず性格は最悪だった。現れた男は適当にあしらった。男が帰ると悦子は俺を抱き寄せた。
「今のが最後の男。後はあなただけ。もう放さないわよ。いいわね?」
「ああ」
「私のかずき・・・体が熱いの・・・沈めてちょうだい・・・」
悦子は俺だけの悦子となった。しかし、俺の歪んだ愛はそんなものでは満足しない。俺はその先を求めて、時を待っていた。
2ヵ月後、その時がきた。
「おはよう。かずき。昨夜はとても良かったわ・・・でも、少し調子に乗り過ぎじゃないかしら?」
悦子が寝ている間に特殊素材の首輪を嵌め、鎖で繋いでいた。
「この首輪は、なに?」
「悦子は今日から籠の鳥だよ」
「悦子さまでしょう?それに何の遊びだと言うの?そんなことより朝の奉仕が先よ」
首輪をそのままに、悦子を抱きよせキスの雨を降らせる。いつもより熱い朝の奉仕に悦子が満足の表情を浮かべる。首から胸元へ、胸元から股間へと唇を滑らせて行く。
「今日のキスはいつもより情熱的ね・・・ああん、欲しくなっちゃう・・・んん、んんん、とても上手よ・・・ああん、欲しいわ。来て・・・」
悦子に身体を重ね、貫いていく。
「はああああ!どうしたの?・・・ん、んああ!何時もより大きいわ?・・・あん、あん、凄い・・・ああん、感じちゃう!」
「悦子。俺を愛しているか?」
「あん、ああん、あなた最高よ!私の願いを叶えてくれる王子様さま。ああん、いいわ!とても気に入っているのよ。愛してるわ。私のかずき・・・」
「俺もだ。だから悦子を・・・妊娠させる・・・」
「何を言い出すの?冗談でしょう?」
「もちろん本気だ。そして今日は排卵日だ。もう逃げられない」
悦子の奉仕をしながら、悦子の排卵日を測っていた。今日からの3日間が排卵予定日だった。その3日間に絶えまなく俺の精を注ぎ込み、悦子を妊娠させて、出産まで逃げられないよう監禁するつもりだった。
俺の歪んだ愛は、愛の結晶を求めていた。
「正気なの?私たち血の繋がった親子なのよ?」
「本気だ」
「狂ってるわ!」
暴れる悦子の両腕を、手早く縛りベッドのヘッドレストに括り付け、悦子の長い脚を折り曲げ、無残なM字開脚に固定する。悦子の真っ白な太ももの内側にそそられる。
「やめて!妊娠なんて冗談じゃないわ!すぐにロープをほどいて!!!」
「大切に扱うよ。大事な母体だからね」
「い、いやああああ!放して!!親子でなんて狂ってる!狂ってるわ!!!」
絶叫する悦子に身体を重ねる。
「いやよ!いやあ!入れないで!入れちゃいやあ!」
ずちゅう。
「んああああ!なんてことを!」
「抜いて!お願いよ!ああん、ダメよ!動いちゃ、いやあ!」
極上の悦子の膣をじっくりと味わう。亀頭に神経を集中させ、ねっとりと絡みつく肉ヒダの感覚を拾い集めていく。
「お願いよ!かずき!愛しているの!あなたとの生活を続けたいのよ」
「じっくりと味わうと、悦子は本当に名器だな。すぐに射精しそうだ」
「いやああ!!!!お願い!あなたとの生活が気に入っているの!ずっと二人で居たいのよ!だから!だからあ!」
「悦子。大切にするよ。ずっと側にいる。だから僕の子供を産むんだ!」
「だめよ!本当の親子なの!血の繋がった親子なのよ!!!」
「お願い!あなたを愛してるの!愛しているからあ!」
悦子の言葉に心が震えた。歪んだ愛に俺は救われた。
「かあさま・・・受け止めて・・・」
母を抱きしめ、下腹部を強く押し付けて、母の膣奥深くへと入り込む。悦子への気持ちを解放し精を放つ。
「い、いやああああ!熱いわ!あなた射精してる!実の母親の体内で射精してるわ!」
びゅるるるるるるる。びゅるるるるるる。びゅるるるるるる。びゅるるるるるる。
「うおおおおお!えつこおおおおおおおお!!!」
強烈な快感に身体が震えだす。俺は悦子の身体にしがみ付いて、精を注ぎ続けた。