第2章 陵辱-5
悦子は身体を激しく震わしながらも意地を張った。それから30分ほど責め続けた。
縄を解くと、俺の背中に手を回し、しがみ付いてはげしく悶える。もう一度絶頂寸前まで押し上げて、その先を奪う。
「あああ、もう、いやあ!こんなの生殺しよ。酷いわ・・・」
悦子が腰をゆるゆると揺らす。自分では止めることができないようだった。
「欲しいなら自分で言うんだ。それができれば欲しいだけ与えてやる」
「ああん、当たる・・・硬いものが、当たる・・・ん、はああ・・・」
悦子がキスを請う仕草を見せる。もう一息だった。
「潤とどっちがいい?」
ゆっくりと腰を使い始める。
「んああ、若い人はすぐに弾けてしまうのよ。楽しませてくれたりしないわ・・・」
「どうして関係を続けてる」
「・・・・・」
「質問に答えろよ!」
激しく腰を送り込む。
「あん、ああん、それを言わせるの・・・若い精は・・・格別の味がするのよ・・・」
「味?」
「・・・精液よ」
「飲むのか?」
「・・・・・」
あまりの淫乱さに目眩を覚える。ゆるゆると腰を使いながら言葉を続ける。
「他にも男はいるのか?」
「ああん、あなた、本当に強いわ・・・他にはいないわ・・・」
「嘘をつくな」
「んああ、聞かないで・・・今は考えたくないの、分かるでしょう?」
「今を楽しみたいのか?」
「はあ、はあ、ごめんなさい・・・あなたには、ああん・・・悪いことをしたと思っているの・・・」
どうしようもないほどに淫乱で、自分勝手な女だった。それでも俺は悦子を手に入れたい。
「欲しいと言え」
「ああん、もう分かっているでしょう。可愛い女でいさせて・・・」
悦子はもう母親ではなかった。そう仕向けたのは俺だった。それでも俺は悦子に言葉をねだった。
「分かったよ。代わりに愛してると言ってくれ」
「んああ、あなた・・・こんなことまでしておきながら、まだ私に愛されたいの?」
俺は悦子の奥深くまで入り込み動きを止めた。
「ああ、頼む・・・」
「あなたは母親を犯したのよ・・・そんな男を愛せると思う?」
「頼む・・・」
「暴力も振るったわ・・・」
「頼む・・・」
悦子は長い間、俺を見つめていた。
「あんなに辛く当たったのに、まだ、私を愛しているなんて・・・」
悦子が自分から腰を使う。甘い快感が股関から湧き上がる。
「でも残念ね。私は愛してなんかいないわ」
「っく!」
「だけど・・・あなたが私の忠実な下僕になるのなら・・・愛してあげる・・・」
悦子は自分しか愛せない女だった。他人に好意を持つとしたら、自分を満足させてくれる相手だけなのだ。それ以上望むべくもない。そして、次の目的の為にも下僕は好都合だった。
「分かった」
「私は我侭よ。分かっているわね?」
「ああ、分かってるよ」
「はい。悦子さまよ!」
「はい。えつこ・・さま・・・」
「一樹、愛しているわ。さあ、私を楽しませて・・・あなたのせいで疼いてたまらないの、鎮めてちょうだい・・・」
その日、悦子の求めに応え、朝まで奉仕を続けた。